性加害問題に揺れる旧ジャニーズ事務所の創業者である故・ジャニー喜多川氏ととりわけ強い絆で結ばれてきたとされるKinKi Kids・堂本剛が、10月18日までに自身のインスタグラムアカウント名から「j」を削除したとして注目を浴びている。
2021年4月、自身の42歳の誕生日にアカウントを開設。第一声は「どうもジャニーズです」と書き込んでいた堂本。その際のアカウント名は「tsuyoshi.domoto24_j」だったが、所属するジャニーズ事務所が17日に「SMILE-UP.」へ社名を変更すると、時を同じくして、「tsuyoshi.d.endrecheri.24h.funk」に変えている。
堂本剛と堂本光一がコンビを組む、旧ジャニーズ史上唯一のデュオ・KinKi Kidsは、ジャニー氏が最も手塩にかけて育てた逸材との呼び声が高く、中居正広をして「ジャニーさんにとっても、ジャニーズ事務所にとっても、傑作の作品」と言わしめたほど。
「この発言が飛び出した22年7月に放送された『中居正広の金スマスペシャル』(TBS系)では、KinKi Kidsがデビューに至るまでの軌跡を振り返るとともに、ジャニー氏がKinKi Kidsの現場にだけは必ず帯同していたとのエピソードも紹介されました。そうした深い愛情を受けてか、剛は19年にジャニー氏が他界した際、『お別れに、ジャニーさんのおでこにチューをしました。初めて社長のおでこにチューしましたね。“チュッ”てした時、思いのほか、大きな音が鳴ってしまいました』と遺体に口づけをしたと告白。また、『愛してるよ ありがとう 宇宙一大好きだよ』『とうとうジャニーが天にいっちゃったね。僕の愛獣。いつも僕が乗っている龍を貸してあげたので、今頃はいろんなところに行ってると思います』『これからは住む世界が変わってしまうけれど、あなたが想えば、僕が想えば、いつだって繋がれるよ』などと独自の表現でジャニー氏への“愛”を語り、話題となっていました。今回のインスタアカウント名についても、旧ジャニーズが社名を変える17日になるギリギリまでは『j』の文字を残したままだったことから、一部で『ジャニーズが消滅する最後の最後まで“J”の字は取っておいたのですね』との声が出ています」(テレビ誌ライター)
光一は、同氏がネーミングした「KinKi Kids」の名称について、剛と話し合い、変更する可能性もあると説明している。少しずつ、そして、着実に、SMILE-UP.社とタレントたちは、恩師との決別を進めているようだ。
(木村慎吾)