ジャニーズ事務所創業者であるジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、NEWS増田貴久の発言に批判が集中している。問題とされているのが10月14日、15日に広島グリーンアリーナで行われたコンサートでの発言。
メンバーによるコントの中で「会社社長」の設定で登場した増田が「パワハラ、セクハラ大歓迎です」などと発言したという。
ネット上での批判を受け、10月26日、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は新聞各社の取材に「特定の人物を念頭に置いたものでも、セクハラを容認する意図でもないと承知している」と回答。「被害者の方をはじめ、ご不快な思いをされた皆さまには大変申し訳なく思っている」と謝罪し、所属タレントに注意喚起を行ったと明かした。
コント内では、増田の「セクハラ大歓迎」発言に加え、メンバーの小山慶一郎も「お前はNGリストだ!」と2度目の「ジャニーズ会見」で批判を浴びた「NGリスト騒動」を茶化した発言をしていたのだという。
NEWSによる“懲りないコント”に怒りの声をあげたのが、自身も「NGリスト入り」していた東京新聞の望月衣塑子記者。
望月記者は26日、Xで「増田氏らには、真意を説明してほしい」と投稿。
「事の重大性が全くわかってないのは旧・現在のジャニーズ事務所幹部だけでなく、所属タレントもなのか。残念でならない」と記した。
さらにコンサートでNEWSのメンバーから「みんな何も変わらずにあまり言わないようにしていけばいい」といった発言があったことを指摘した望月記者は「所属タレントが未だにこんな意識だとすると、色々終わってる」と痛烈に批判したのだ。
はたしてNEWSメンバーは「NGリスト記者」本人による批判をどう受け止めるか。
(塚原真弓)