2024年上半期放送のNHK朝ドラ「虎に翼」でヒロイン猪爪寅子(伊藤沙莉)の母・はるを演じる石田ゆり子。寅子の父でありはるの夫・直言は岡部たかしが演じる。すでに撮影を開始しているため、10月26日に都内で行われた取材会に、出演者たちは衣装のままで出席。石田は和服姿で「とても楽しく撮影しております」と笑顔であいさつした。
実は石田にとってNHK朝ドラ出演は今作が初めて。「もう子どもの頃からずっと家族で見てきましたから、家族の暮らしとともにあるというか、いろんな番組のテーマ曲を聞くだけで、その時の空気がよみがえるような、そういう存在なので、大変うれしかったですね」と初出演を喜んだ。さらに「若い頃に何回もヒロインのオーディションを受けたんですけど。何度もというか、全部落ちてきまして。もうヒロインの年齢ではなくなり、すっかり縁遠くなっていたんですが『ついに来た!』という感じですね」と意外な過去も告白。ネット上には「ゆり子さん、言われてみればNHKの朝ドラで見たことなかったことに気付いた! 意外!」「石田ゆり子はもう何度も朝ドラに出てたような気がしてたのに、これが初出演と聞いてびっくり」「朝ドラのヒロイン感あるし、ヒロインの友だち感もあるから、絶対どっちかで出演経験ありだと思ってた」など、事実を知って驚く声が相次いでいる。
「石田は高校3年生時に山下達郎の『踊ろよ、フィッシュ』がキャンペーンソングでありキャッチコピーだった、1987年ANA沖縄キャンペーンのキャンペーンガールとして芸能界デビューした、いわゆる“キャンギャル出身女優”なんです。しかし世間的には、今となってはキャンギャルから連想される華やかなイメージではなく、それこそNHKの朝ドラに出てくるような清楚な女優というイメージを持たれているのでしょう」(女性誌記者)
2016年10月期放送のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)でヒロイン・森山みくり(新垣結衣)の伯母・土屋百合を好演し、大人気となった石田。「虎に翼」で演じる“現実主義の美しい母”も話題になりそうだ。