近所の工事の騒音がうるさい!どんな対処法があるの?
最近はテレワークが普及して、「日中は家で仕事をしている」という人も多いですよね。そんなときは、静かな環境で仕事に取組みたいものです。また、小さい子どもを育てる家庭でも、子どもがお昼寝のときには静かであって欲しいものです。そうした状況下でとくに気になってくるのが、近隣の工事の騒音ではないでしょうか。
実際、ネット上でも「オンライン会議で声が聞こえない」「隣の家が解体工事中でテレビの音が聞こえない」「職人さんが近所を行き来するのでカーテンを開けられない」「ベランダに洗濯ものを干していたら工事の際の粉塵がついて茶色になった」などの声があり、意外と悩みは深刻であることが分かります。
■騒音対策はどうすればいいの?
そんな近所の工事の騒音や粉塵対策としては、次のことが挙げられます。
●防音カーテンをかける
●窓枠に防音の隙間テープを貼る
●洗濯物は部屋干しをする
●プライバシーのために日中もカーテンを開けない
●工事期間中は実家やホテルに泊まる
工事は期間が決まっているので、「一定期間だけ我慢する」という声もありますが、これらの物理的な対策を行うと少しはストレスが減りますよ。
■解体工事では粉塵などにも注意!
ところで、工事の中でも、解体現場では騒音以外にも重大なリスクがもう1つあります。それは“モノの飛散”。解体中に飛んだ鉄筋や破片が近くにあった車のフロントガラスを突き破るなど、通行人や近隣住人、車などに被害が及ぶこともあるようです。
解体業のTOBIHIRO社が全国の解体重機オペレーター(解体のための機械を操作する専門職)に実施したアンケートによれば、「解体作業によっては外部への飛散経験がある」と答えたのは約90%で、飛散は当たり前のようです。
とはいえ、現場の対策も進んでいます。TOBIHIROは、同社の小林浩二社長自身も工事中の防音パネルの落下で大怪我をした経験などを踏まえ、解体現場の全体を包み込む全方位飛散システム「Cage System(ケージシステム)」を開発したそうです。「クラウドファンディングで2,400万円の支援を受けて誕生した」のだとか。このシステムには「騒音を軽減する効果もある」といいます。
このような対策が多くの解体現場で施されればいいですが、そうではない現場もありますから、ご近所トラブルに発展したり自身がストレスを抱えたりしないよう、前述したような対策をぜひ実行してみてくださいね。
