小池栄子主演ドラマ「コタツがない家」(日本テレビ系)の第2話が10月25日に放送され、世帯平均視聴率は6.1%だった。
小池扮する主人公は、人気ウェディングプランナーで会社社長の深堀万里江。夫で10年も仕事をしていない漫画家の悠作(吉岡秀隆)と、アイドルを夢見る息子の順基(作間龍斗)と、豪勢な一軒家でそれなりに幸せに暮らしていた。
そこに、万里江の父・山神達男(小林薫)がしばらくの間、同居することになる。達男は元エリート商社マンだったのだが、持っていたマンションを売り払い、再就職をしようと就活をしている。実は、長年の親友から投資話に誘われ、詐欺に遭い、財産をなくしていたのだった。しかし、深堀家購入の頭金は、悠作に泣きつかれた達男が出していたという経緯があった。それだけに、仕事もせず、家事もせず、毎日グダグダと生活する悠作に、達男は我慢がならない。一方の悠作も達男との同居がイヤで「早く出て行ってほしい」と口にするのだった。
視聴者の感想としては「悠作、家事をしている義父の目の前でリビングでダラダラできる図太さがすごい」「旦那にイラッとする」「悠作のクズっぷりを楽しむドラマやな」など、悠作に対し嫌悪感を抱きつつも、じわじわとハマっているようだ。
「『イライラするけど毎週見てしまう感じ。渡鬼だよ!』『渡る世間にちょっとだけ似てる』など、視聴者の中には、ホームドラマの王道『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)を想起する人が多いようです」(テレビ誌ライター)
担当編集者から「舅と婿の物語を描いてみたら」と提案された悠作。達男の生活ぶりをイラストにしていくのだが、はたして漫画家として再起できるのか。今後の展開が楽しみだ。