若者と“オジサン”の間で見解が真っ二つに分かれたのは、電話番号の登録件数に関する話題だった。現在24歳のフジテレビ・小室瑛莉子アナが自身のスマートフォンに登録する番号の数を打ち明けたところ、50代の共演者から驚きの反応が寄せられたのだ。
10月31日放送された同局の「めざまし8」では、現代の若者を悩ませる「電話恐怖症」について取り上げ、職場だけでなく、私生活でも電話の利用から距離を置く人が増えているとの傾向を伝えた。
小室アナと同じ24歳の実業家・大空幸星氏もその1人で、プライベートでも電話を嫌がる理由として「かける人のタイミングでかかってくる」点や、「自分の時間、タイミングを大切にしたい」「何を話されるか事前に把握できない」ことなどを列挙。50代のジャーナリスト・立岩陽一郎氏からは「理解不能」との反応が漏れたが、小室アナの告白により、さらなる驚きのリアクションが飛び交うことに。
スマートフォンに登録されている電話番号の件数について、小室アナは「22件です」と明かすと、番組MCで50代の俳優・谷原章介も仰天し、「聞きました?」と立岩氏へ感想を求めた。
同氏から「どうやって生きてるの?」と不思議がられた小室アナは「社用携帯や、友達はSNSとかがありますし、携帯の番号となるとこのくらい。しかも、その中で『人(の電話番号)』となると、15人とかしか…。他は企業とか店舗の番号」と説明。
立岩氏は「みんな、味気ないじゃない、社会が」「会話を楽しむこともあるじゃない」などと電話の良さを語っていた。
「小室アナは他に、電話がお互いの時間を奪い合ってしまっていることや、会話の終わらせ方がわからないといった理由を述べており、同世代からは共感の声が続出。『何を驚くことがあるんでしょうね。今や自宅に固定電話が無い家も珍しくないんですよ』『仲が良い友達でも電話番号は知らない。LINEで十分』『わざわざ電話番号を使わなきゃいけない場面が存在しない』などの反応が見られた一方、『何でもかんでも毛嫌いする若者が増えましたね』『意思疎通の機会がどんどん減るのは寂しい』といった声もありました。一部の企業では、休日にも社員に電話をかける上司がいるといい、そうした会社の理不尽なルールが若者の電話離れを加速させているようですね」(テレビ誌ライター)
LINEの普及や、SNSに基本機能として実装されているダイレクトメッセージのおかげで、今や電話番号がマストの連絡手段ではなくなっているのも、要因の一つなのかもしれない。
(木村慎吾)