11月2日に都内で行われた映画「正欲」学生限定試写会に登壇した磯村勇斗。今作がさまざまな“欲”を描いていることから、「欲の対象となる芸能の仕事をしている身として、今作の役を通じて感じたこと」を学生から質問された磯村が、きちんとコメントしたことに驚きの声があがっているようだ。
磯村はこの質問に対し「確かに僕らの仕事は欲の対象者になりますよね。嫌いな言い方なんですけど、ボクたちは“商品”と言われるんですよね。商品って結局、消費されるもの。(芸能人も)消費されていく仕事だし、誰かの欲の対象になる仕事であることは、僕の中でも割り切っていることというか。だからこそ“商品”という言葉を皮肉として活かすとするなら、“ちょっとフレーバーを変えつつ、長く愛される商品でいたい”。もし“商品”という言葉を使うのであれば。消費される生き物である限り“ゼロにはさせない”みたいな。そういう考えでやってるって感じですかね」と持論を展開。「ちょっと難しいかな。合ってるんですかね」と苦笑した。司会者から“ガチすぎる回答”を指摘されると「それはだってねー、変にねー、丸くしすぎても嫌じゃないですかー。言葉、選びたくないんで。まっすぐ伝えましたけど…そうですね。記者さんいたんですね」と周囲を見回し、「まあ、全然いいですよそれは。書いていただいて。だからもう、そこは覚悟してやってるから。だからこそ消費されないようにやってるかもしれない。メンタル、フィジカル、自分の価値、含めて。うん。守りながらやってますね。そういう考えでやってます」と締めくくった。
「磯村はこれまでさまざまな会見の席で、誤解されるような言動を繰り返してきたため、今回のストレートで真剣な物言いに『磯村くん。やっぱいい子じゃん』『問題児っぽく見えていたのは、世間から飽きられないための手段だったのかな』『こういうことをちゃんと話せる人で安心した』など、称賛の声があがっています」(女性誌記者)
磯村は“長く愛される商品”になれるか。