2019年11月に麻薬取締法違反で逮捕され、芸能活動を休止していたが、約4年ぶりに女優復帰を果たすと、さる11月2日に報じられた沢尻エリカ。来年2月10日から東京・新国立劇場中劇場などで舞台「欲望という名の電車」に主演するというのだが、これに関連して、思わぬ“ハレーション”が共演俳優を襲ったという。
ちなみに、「欲望という名の電車」は1947年にブロードウェイで初演。これが、ピューリッツアー賞を含むブロードウェイ3大賞を同時受賞し、以後1951年にヴィヴィアン・リー主演で映画化され、アカデミー賞を受賞している。
沢尻が演じるのは、上流階級出身の未亡人ブランチ・デュボア。他にも共演にはブランチの妹ステラ・コワルスキー役を清水葉月、その夫スタンリー役を伊藤英明、ブランチに好意を抱くハロルド・ミッチェル役を高橋努が演じる。
「沢尻は初公判時『女優復帰は考えていません』と話していましたが、関係者の間では執行猶予明けに復帰が濃厚とささやかれていました。ただし、復帰の舞台は地上波では難しいため、映画かネット配信サービスが有力と見られていたのですが、まさかの舞台だったので、驚きの声が上がっています」(芸能記者)
また、ネットでは今回の配役について、「エリカさまと伊藤英明…」「伊藤英明も色々あったもんな」「マッシュルームvs麻薬」など、ザワつく声が続出している。
「伊藤と言えば、01年、幻覚作用を引き起こす毒キノコ・マジックマッシュルームを摂取。病院に運ばれたことが世間で大きく報じられましたからね。マジックマッシュルームは麻薬成分を含んだ毒キノコの一種。現在は厚労省によって『麻薬原料植物』と指定されていますが、当時はまだ合法で、ネットなどで購入できる状態でした。一説によると伊藤の騒動で厚労省はマジックマッシュルームの取り締まり強化に動き出したとされています」(前出・芸能記者)
どちらも世間を騒がせたという意味では絶妙な配役と言えそうだが、実に20年以上も前のことが蒸し返された伊藤にとっては、まさにとんだトバッチリというほかない。
(柏原廉)