働きながら病院へ通い、切らずにがん治療ができる時代が来ている。
がん治療といえば、抗がん剤の副作用でアレルギー反応や吐き気、脱毛などを起こしたり、手術でカラダに跡が残ってしまったり、放射線治療で頭髪が抜けたりすることが知られている。
実際に乳がんを克服したお笑い芸人・小林アナは全乳腺を摘出して同時再建、子宮頸がんと子宮体がんを克服した原千昌の場合は子宮を全摘出している。このように、生きるためとはいえ、従来のがん治療は女性にとっても大きなショックを与えるものだった。
しかし、2014年に元巨人軍の角盈男が、がんの最先端治療法である「トモセラピー」を受けて、前立腺がんを克服したことは記憶に新しい。
実はこのトモセラピー、働く女性にとってもかなりうれしい治療法であるようだ。
入院を余儀なくされる他治療法と比べ、なんと働きながら通院して治療が受けられるほか、部位の切除も副作用による脱毛の心配も少ないという。
「一般的に抗がん剤は脱毛や味覚・嗅覚の変化などにより日常生活が変化しますし、手術は跡も残ります。トモセラピーは、患部に放射線を集中的に当てることで治療する方法。そのため身体への負担が軽く、跡も残らないので女性にはピッタリの治療法でもあります。通院は約3週間程度、1日30分ほどで済むため、働きながらでも治療ができるんです」(製品担当者)
患部の位置や病状によって、トモセラピーを受けられるかどうかは決まってくるというが、新しいがん治療の明るい未来といえそうだ。
(画像提供元:日本アキュレイ)