夫との離婚を考えているなら、ぜひ考えておきたいことがあります。それは、「離婚を有利に進める」こと。離婚慰謝料を請求できる可能性があるからです。そのためにはどうすればよいのでしょうか。
離婚慰謝料は、浮気や不倫などの不貞、暴力、モラハラ、理由なき同居の拒否、セックスレスといった離婚原因となる行為に対する損害賠償請求です。夫から受けた精神的苦痛を、お金によって穴埋めするというわけです。
ただし、精神的苦痛をいくら感じたとしても、「性格が合わない……」などというだけでは離婚慰謝料の請求はできません。離婚慰謝料を受け取るなどして離婚を有利に進めるためには、「しっかりと記録をしておくことが重要」と専門家は口々に唱えます。
不倫や暴力などがある場合には、証拠集めが必要です。「浮気しているかも?」では証拠にはならないのです。映像、録音した音声、写真、メール、領収書などが複数あると、かなり有利に働くといわれています。
また、相手の収入がどのくらいあるのかも知っておくべきです。これは、慰謝料だけでなく養育費を要求する際にも利いてきます。給与明細や所得証明を取得しておくとよいそうです。
これら決定的な浮気の証拠が欲しいなら、探偵を頼ってみるのも一案です。いずれにしても、離婚を考えているなら証拠を集める行動から始め、少しでも有利に離婚できるように進めていきましょう。