世界的に有名なアメリカの歌手・マドンナが、SMAPの冠バラエティ番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)に出演したのは2005年12月19日と06年1月16日。2回に渡って放送され、SMAPが2組に分かれて料理の味を競う名物コーナー「ビストロSMAP」にも出演した。
その後日談として、アメリカ横断の爆笑旅を回顧したのは、当時、放送作家を担当していた鈴木おさむ氏。11月18日に配信されたYouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」でのことだ。
マドンナからラスベガスのライブに招かれ、1泊3日の旅に赴いた鈴木氏ほか番組スタッフ。マドンナはしゃぶしゃぶ好きだと聞いて、「日本からすごくいい牛肉を持って行ったんですよ」。ところが、ロサンゼルスからの飛行機がオーバーブッキングで、ライブに間に合わない。そこでタクシーを拾い、日本でおおよそ「東京~名古屋間」の距離を急ぐ。砂漠道も多く、「無人のガソリンスタンドから、ここで銃持ってるやつ現れたら…と緊張した面持ちで高級牛肉の入った発泡スチロールの箱を抱え、ようやくライブ会場に。マドンナに届けたのだが…。
「マドンナ、ベジタリアンだったんですよ。鯛のしゃぶしゃぶが好きだったみたいで。これ、何だったんだよって」
と、「やらかしてしまった」ことを明かしたのだった。
「2000年に生まれた息子のロッコ君がアレルギー体質だったため、ベジタリアンのマドンナはマクロビオティックにシフトしています。マクロビオティックとは、食生活の約半分は全粒穀物(玄米、パスタなど)とし、ほかは主にフルーツ、野菜、豆類。稀に肉や魚を食べる人もいるようで、アルコールとカフェインはNGです」(ネットライター)
一流放送作家・鈴木氏も、この時ばかりはリサーチ不足だったようだ。
(所ひで/YouTubeライター)