来年1月7日スタートのNHK大河ドラマ「光る君へ」で、史実にはない宋の見習い医師・周明(ヂョウミン)というドラマオリジナルキャラクターを演じる松下洸平。吉高由里子演じる主人公のまひろ(後の紫式部)に宋の言葉を教えてくれる、優しく穏やかだけれどもどこか謎めいたところがある男という設定だが、ネット上には「松下洸平は出すぎ」「もうお腹いっぱい」「『最愛』コンビの再タッグで視聴率を上げたいの?」など、批判的な声が少なくない。
確かに松下は、2019年下半期放送のNHK朝ドラ「スカーレット」でヒロインの夫・八郎を演じて大ブレイクしてからというもの、ドラマ、映画、バラエティ、舞台、ラジオ、CMだけでなく、休止していた音楽活動も再開し、12月4日には、「CDTVライブ!ライブ!」(TBS系)に出演。現在も放送中のドラマ「いちばんすきな花」(フジテレビ系)では、穏やかそうに見えてクセの強い春木椿を演じている最中。また、「おつかれ生です」のセリフが耳に残るアサヒ生ビールのCMと、松下の顔を見ない日はないほどだ。
「松下はまさに今が絶賛売り出し中といったところでしょう。『光る君へ』のキャスティングは、聞くところによると、やはり21年10月期放送の『最愛』(TBS系)で、吉高演じる殺人事件の重要参考人だった梨央を、立場も顧みず支え続けた刑事の大輝役が素晴らしかったことが起用の理由らしい。今回も吉高演じるまひろと立場を超えて距離を縮めていくプロセスを見せていくのだとか」(テレビ誌ライター)
吉高と「光る君へ」で、絡む松下を見ながら、ドラマ「最愛」での同じ2人の絡みを、脳内でとことん比較してみたい。