あなたは、会社や友だちに対して失礼をしていませんか?
言葉のはしばし、会話のひとつひとつに、人の性格は表れるもの。仕事や友だち関係でちょっと失礼な話し方をしてしまう人って、恋愛相手にも同じように失礼にしてしまいがちです。結果、恋愛がうまくいかなくなる可能性が高いんです。話し方って、周囲はあまり注意をしてくれません。なので、次のようなことをしていないか、ときどきは自分でチェックしておきましょう。
■親しくもない目上の相手にタメ口で、注意されても直らない
最近はタメ口が売りのタレントさんが多いからでしょうか、親しくもない目上の人に対してタメ口の女性が増えています。これはもう100パーセントNGです。目上の相手だけじゃなく、初対面からタメ口というのもかなりずうずうしいです。人間関係は少しずつ近付いていくもの。話すフランク度合いだってそうです。タレントさんのタメ口は“芸風”です。普段の暮らしに芸風は通用しないんです。
■相手の悩み事に適当に相槌を打ち、否定的なことを言う
悩みを相談されたときに、ただうなずいてばかりではありませんか? それだと、本当に聞いてもらえているのか分かりませんよね。あるいは、悩みに対して「それはあなたが悪いわよ」などと相手を否定的に言ったり、「うん、分かる分かる、でも大丈夫だよ、気にし過ぎだよ」などと言ったりしていませんか?
どれもNGです。基本的に相手の悩みには否定的なアドバイスをせず、肯定的意見を言うこと。誰にでも起きそうな悩みでも、その人にとっては唯一であり、とても苦しい問題なのです。
■ちやほやされるのが普通の「姫タイプ」で“姫発言”をする
子どもの頃から人気もので、周囲からちやほやされてきた「姫タイプ」にありがちな“姫発言”。例えば、友だちとのランチ会。最後までいられないときに「私、忙しいからそろそろ行かなきゃ。でも、みんなが私にいて欲しいならもう少しいるけどどうする?」と言う人がいます。こんなこと、真顔で言う人がいるなんて信じられないと思うかもしれませんが、意外と多いんです。
ここまでではなくても、みんなで写真を撮るときにいつも「私が真ん中にいて当然」と思い込んでいる姫もうんと多いです。自分は求められて当然と思っていると、いつか痛い目に遭いますよ。
■自分のミスを教えてくれた人に突っかかる言い方をする
連絡をし忘れたりアポイントしていたのを忘れたり……そんなとき、周囲はなにも言ってくれないのが普通です。そして人は、何も言わずに黙って去っていくものです。ところが、ときどき善意で注意をしてくれる人がいます。その善意こそありがたく受け止めるのが成長のチャンスなのですが、それができない女性が意外と多いんです。
「私は悪くない」「なんであなたに言われなきゃいけないの?」という意識が強過ぎると損します。注意をしてもらえるなんて、ありがたいことです。「言ってくれてありがとう」と笑顔で感謝を伝えてくださいね。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーのほか、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCなども。インスタ「恋に効く詩の世界」が人気。