藤田ニコルはTPOをわきまえて敬語を使うことができた? これは11月13日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)での一幕。藤田によると4月放送のバラエティ番組にて2015年ミスユニバース日本代表の宮本エリアナが、藤田の言葉遣いを理由に「ハーフが全員バカだと思われている」と批判。それに対して藤田は「私も敬語使えるんです」と反論し、人と仲良くなりたいときにあえてタメ語を使っていると主張した。
続けて藤田は「だからTPOですよ、T・P・O!」と強調。すると中継で出演した宮本が「TPOの意味は分かってるんですか?」と鋭い反問だ。ここで正解が分からなかった藤田は「時、ポイント、お‥‥パイ?」とボケ倒し、スタジオの笑いを誘っていた。そんな藤田vs宮本のハーフ対決について、テレビ誌のライターがこんな判定を下す。
「このやり取りは藤田の圧勝でしょう。そもそもホラン千秋や市川紗椰など知性派のハーフタレントも少なくないなか、藤田が原因でハーフがおバカぞろいだと思われているのであれば、それは芸能人として藤田が大きな存在感を放っていることにほかなりません。宮本にしてみれば藤田を批判した時点で、自分の存在感が藤田より下だと認めたようなものです」
実際のところ藤田に関しては、学力はともかく頭の回転は速いとの評判も少なくない。今回の番組でも“TPO”の意味を問われたとき、即座にボケで返したあたりにその片鱗が表れている。能ある鷹は爪を隠すではないが、藤田をおバカだとみくびっていると、その存在感に圧倒されてしまう結果になるのかもしれない。
(金田麻有)