タレントのファーストサマーウイカが、“お笑い界のリベロ”として、くりぃむしちゅー・上田晋也の司会ぶりを「めちゃくちゃスゴい」と絶賛している。
バラエティ番組での活躍が印象的なウイカにとって、最も助けられたMCは上田だという。一連のトークはさる12月9日に放送された「モモコのOH!ソレ!み~よ!」(関西テレビ)の「この人のココがスゴイ!」コーナーでのこと。ウイカは上田を「リベロ&アタッカー」と評し、「トークの苦手なタレントさんは全員上田さんのとこに行ったほうがエエと思うくらい、めちゃくちゃスゴいなと思うのが、この“リベロ”という部分」と語り始める。
「リベロ」とはサッカーやバレーボールで使われる言葉で、チームを後方から司り、全体のバランスを取る役割のこと。ウイカは、これを番組内における上田の働きにたとえ、「芸人さんとかだと、お笑いに厳しくて、オチがなかったら冷たいというか、“何言うてんねん”みたいな感じでズバッと切られることもありますけど、上田さんは絶対に見捨てない。絶対に(どんなトークも)拾って、上がれへんかったら自分で上げてくれるし、上げられそうな人にトスを上げるみたいな。身を挺して助けてくれる」と力説した。
これには番組MCのハイヒール・モモコも納得の表情で、相方・リンゴと最近「誰のMCがスゴい?」との話題で盛り上がり、上田を称賛していたと告白。出演者全員に話を振る技術がピカイチで、「あの人の番組は自由にしゃべっても、全部受けてくれる」と語ると、ウイカも「ホンマに助けていただいた」と感謝している。
「上田は『しゃべくり007』(日本テレビ系)でもMCを任されており、進行の妨げになりそうなネプチューン・堀内健や相方の有田哲平らが好き放題やる悪ノリをサバきつつ、ゲストの魅力も同時に引き立たせる懐の深さがあります。また、同年代の芸人では珍しい高学歴(早稲田大学教育学部中退)のインテリでもあり、トーク番組だけでなく、クイズ番組や時事問題を扱う社会派な番組でもMCを担当できるカバーリング力もウリの一つ。2021年1月には、脳梗塞で緊急入院した爆笑問題・田中裕二に代わり、急きょ『サンデージャポン』(TBS系)のMCを任されると、スムーズにその場を仕切る姿が大きな話題に。太田光からも『日本一のMC』と絶賛され、あまりのデキに入院中の田中が嫉妬して焦っていたとも伝えられています」(テレビ誌ライター)
どこかスマートな印象が漂い、どんなシチュエーションでも華麗にサバけてしまう上田。ウイカにとってはそんな“勇姿”がリスペクトに値するものだったようだ。
(木村慎吾)