三谷幸喜が脚本・監督を務める映画「スオミの話をしよう」の制作発表会見が12月13日に行われ、長澤まさみが主演を務めることが明らかになった。
三谷幸喜監督作品が公開されるのは、大ヒットした映画「記憶にございません!」以来5年ぶり。この作品は、大富豪の妻・スオミが突然失踪。それを知った彼女を愛する5人の男たちが夫の住む豪邸に集結する三谷作品の真骨頂ともいえるサスペンス・コメディだ。今年の8月から9月にかけて撮影され、来年の9月13日に公開されるという。
「長澤が三谷作品に参加するのは、ドラマ『わが家の歴史』(2010年)、大河ドラマ『真田丸』(16年)でのきり役、そして昨年放送された大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(ともにNHK)でもナレーションを担当。14年には舞台『紫式部ダイアリー』にも出演。長澤については『おそらく今の映画界で輝いている女優さん。彼女のコメディエンヌとしての輝きを含めて、今の長澤さんの魅力をスクリーン収めたかった。僕の一つの目標でもありました』と三谷監督自身も意気込みを語っています」(芸能ライター)
これに対して長澤も「映画に出演させていただくのは初めてで、お声がけをいただき、とても光栄」とした上で、「『スオミ』という役は多面的に見える女性で、台本を読んだ時は、とても難しいなと感じましたが、三谷監督演出のもと、なんとかやりきることができました。今作でも今後の糧となるようなものをたくさんいただけたように思います」とコメントしている。
「近年の長澤は、映画『コンフィデンスマンJP』シリーズや映画『キングダム』シリーズなどの話題作に出演。その傍らで昨年、話題を呼んだドラマ『エルピス‐希望、あるいは災い‐』(フジテレビ系)で数々の賞に輝きました。今作で三谷幸喜とタッグを組むことで、20年に公開された映画『MOTHER マザー』以来の日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を狙えるかもしれません」(女性誌記者)
はたしてスオミを愛する5人の男たちを誰が演じるのか。期待は高まるばかりだ。
(窪田史朗)