年末の恒例行事といえば、大掃除がありますよね。日頃のたまった汚れを除去する機会とはいえ、これまで後回しにしていたツケが回ってきて、頑固にこびりついた汚れに悩むこともあると思います。とくに、油汚れや水垢、カビなど、汚れの種類がさまざまで「どうやって掃除すればいいの……?」となりやすいのがキッチンです。そこで、汚れ別に適した洗剤を紹介していきましょう。
■頑固な油汚れには重曹を
キッチンの換気扇に、埃や油汚れが頑固にこびりついていませんか? もしそうなら、まずは重曹から試してみましょう。ぬるま湯に溶かした重曹を、換気扇にスプレーしたりそのままフィルターや部品を漬け置きしたりすれば、スルスルと汚れが落ちますよ。それでも落ちないなら、市販の洗剤に頼りましょう。
実は、電子レンジやオーブンレンジの庫内も油汚れが多いため、重曹を利用すれば除去できます。耐熱容器に重曹水を入れたら、2~3分加熱。少し放置した後に庫内を拭き取るとキレイになりますよ。
■水垢には酸性の洗剤を
シンクなどに多い、スポンジでこすっただけでは落ちない水垢汚れ。水道水に含まれるカルシウムやマグネシウム、石鹸の脂肪酸が合わさってできたものといわれていますが、これはアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤を使いましょう。水垢部分に塗り、ラップをするなどしてしばらくパックすると、汚れが取れやすくなります。
■カビには漂白剤かアルコール除菌スプレーを
キッチンのステンレスのシンクにできてしまったカビには、漂白剤が第一の選択肢です。ただし、漂白剤などの強力な洗剤をできるだけ使いたくない場合や、木やプラスチック製などの部分があって強い洗剤が使えない場所には、アルコール除菌スプレーを使いましょう。
カビがある場所に、スプレーして拭き取るだけで完了です。ただし、アルコールには漂白の効果はないので、黒ずみなどは残ってしまいます。その点は覚えておきましょう。
いかがでしたか? キッチンの大掃除、頑固な汚れに「もうやめた!」となる前に、ぜひ試してみてくださいね。