巨大レシピ投稿サイト「クックパッド」の社内には、まるで料理教室スタジオかと見間違えるほどのキッチンスペースがある。そこでは、社内イベントが開催されるごとに一流シェフが料理を披露し、あるいは社員が手作り料理を楽しんだりして、社員みんなで仲良くご飯を食べる場所になっているという。
このような「同じ釜の飯を食べる」という行為は、昔から組織の一体感を高める方法としてたびたび取り入れられてきた。はたしてこうした「誰かと一緒に食事をとる」行為は、コミュニケーションにおいてどういった効果を及ぼすのだろうか。普段、一人飯が根付いている人も、家族や恋人との一緒の食事に飽きを感じはじめている人も、ぜひ参考にしてほしい。
■同じ釜の飯を食べる効果
効果1.「おいしい=心地いい=この人と一緒だと心地いい」につながる
効果2.人は同じことを体験するとチーム意識が生まれやすい
効果3.嫌でも何かしら会話をすることになる
効果4.自分の手料理をふるまえば、その人間関係は“特別”になる
効果5.組織であれば「風通し」が良くなり、仕事の話も進む
このような効果は、家族や恋人だけでなく、社内のチーム連携に苦心している人にもなんらかの影響をあたえることになるだろう。飲みニケーションが希薄になった最近だが、ぜひ、互いの関係がなんかギクシャクしてきたなと思ったら、同じ釜や鍋で作った料理を共に味わうことをおすすめする。