12月24日に行われた漫才日本一決定戦「M-1グランプリ」。テレビ朝日スタジオでの決勝戦の直前、最後の一枠を争う敗者復活戦が新宿の三角広場で実施された。
今年の敗者復活戦では審査方法に大きな変更が。これまでは視聴者によるオンライン投票で決勝進出コンビが選ばれていたが、準決勝での順位をもとに出場組を3ブロックに分類。観客の投票でブロック内での勝者を決定し、最後に芸人審査員による投票で決勝進出コンビが選ばれる仕組みとなった。
決勝進出歴のあるロングコートダディやオズワルドがブロック戦で敗退する中、新形式の敗者復活戦で決勝に駒を進めたのがシシガシラ。スキンヘッドがトレードマークの脇田浩幸は「朝起きた時決勝行くなんて思わなかったんで信じられない」と喜びを爆発させた。
そんな今年の敗者復活戦に出場していた「敗退コンビ」にテレビ業界から「ブレイク間近」との証言が。
「遠からず『とんねるずの後継者』に化けるんじゃないか」とお笑い関係者が名指しするのがブロック戦でシシガシラに敗れたフースーヤだ。
田中ショータイムと谷口理からなる結成8年目の同コンビ。M-1での最高成績は準決勝までだが、その芸風は「お笑いスター誕生」当時のとんねるずを彷彿とさせるという。
「ツッコミなしに二人でボケ倒し、とにかくインパクトのあるワードをネタに入れてくるのは、まさしく初期のとんねるず。自分たちの間でボケ続けるトークも度胸満点です。霜降り明星も彼らの面白さを評価していてラジオ番組『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)のゲストに呼ぶほど。ネタでブレイクする前にバラエティで売れっ子になる可能性を感じますよ」(前出・お笑い関係者)
2024年の台風の目となるか。
(塚原真弓)