松本人志が2015年、都内の高級ホテルのスイートルームでの飲み会に参加した女性に性行為を強要していたと告発されるというスキャンダルが「週刊文春電子版」によって報じられたのはさる12月26日のこと。飲み会に参加した複数の女性の証言をもとに構成された記事によると、飲み会はスピードワゴンの小沢一敬がセッティングし、男女3対3で、男性陣は松本、小沢の他に松本と親しい構成作家が参加したという。宴の中で、男女がそれぞれペアになり、別れて過ごすゲームが行われたというが、松本と寝室で2人きりにされた女性は「俺の子どもを産めや」と何度も繰り返し言われ、合意のない性行為を強いられたと証言しているようだ。
ただ、同誌記者の直撃を受けた松本はこの告発内容について「ないっすねー」と完全否定し、「証拠を見せてよ」と記者に迫ったとのことだ。その後、所属事務所の吉本興業も告発内容を否定する声明も発表。法的措置も検討していくとの見解も公表している。
8年前の出来事ということで、いろいろと曖昧な報道が繰り返される可能性はあるが、松本がテレビ画面に映るたびにネット上ではこの話題が再燃する状況がしばらくは続きそうだ。ところで、このとんでもない疑惑が報じられたことで、松本の番組を追いかけているファンからは、共演も多い中居正広の“ある助言”を思い出したという人が多かったとか。
「6月18日に放送された『まつもtoなかい』(フジテレビ系)ですね。松本さんから『オレの悪いところ教えてよ。オレはこの先どうしたら、もっと売れるの?』と質問された中居さんが『性の抑制』と真顔で答えていたことが今回の報道でクローズアップされているようです。このストレートなパワーワードに松本さんは爆笑でしたが、中居さんは『性の抑制を自分でコントロールできたら、もう1つ上のまっちゃんが現れると思う』としたうえで、性的なことばかり考えないように真剣な表情で、諭してましたからね。この助言に松本さんが『そうなんですよね。それがいい時もあるけど、邪魔してる時のほうが多いもんね』と素直に認めていました。まさか、同じ年の年末に、こんな報道が飛び出してしまうとは中居さんも予想してはいなかったはずです」(エンタメ誌ライター)
ちなみに、松本も9月に放送された「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)で、還暦を迎えた現在の性的欲望の有無について「まだあるほうかな。朝ダチはオレ、たまにあるからね」とコメント。まるで今回の報道の“外堀を埋めるような”バラエティー発言は過去にも少なくない。
今後の展開しだいでは、芸能活動終了のピンチさえ訪れる可能性をはらむこの騒動の行方が注目される。
(塚田ちひろ)