吉高由里子が主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(NHK)が1月7日にスタートし、初回の世帯平均視聴率は12.7%と、大河初回歴代最低を更新するという不名誉な船出となった。
世界で今も愛される小説「源氏物語」の著者・紫式部の生涯を吉高が演じる。紫式部の少女期・まひろ(落井実結子)は、父・藤原為時(岸谷五朗)と母・ちやは(国仲涼子)のもとに生まれる。為時は歌人、漢詩人として教養の高い人物ではあったが、5年もの間官職に付けず、家は貧しく、ちやはによって支えられていた。
ある日、まひろは三郎(木村皐誠)という少年と出会う。三郎は隆盛を誇る藤原兼家(段田安則)の三男だということを隠し、まひろも身分を明かさない。それでも、再び会おうとの約束をする。
兼家の口利きで円融天皇の第一皇子・懐仁親王(石塚陸翔)の教育係の職を得た為時。そのお礼参りの帰り、ちやははまひろの目の前で兼家の次男・道兼(玉置玲央)に殺されてしまうのだった。
このショッキングな展開にネット上には「エグい」「壮絶」「国仲の出番終わりなの?」などの声が飛び交った。
「ラストシーンも驚きでしたが、視聴者の関心は兼家の娘で、近々入内を控えている姫・詮子(吉田羊)でした。この時代、入内をするのは、ほぼ10代半ば。それを実年齢は今年50歳の吉田が演じたことで、視聴者からは『これから入内する若い女性には見えない』『入内する姫の母親かと思った。混乱する』などの意見がありました」(テレビ誌ライター)
「源氏物語」の雅な世界観を期待していた視聴者からすると、なかなかバイオレンスな展開に戸惑いがあるようだ。