永野芽郁主演ドラマ「君が心をくれたから」(フジテレビ系)が1月8日にスタートし、初回の世帯平均視聴率は7.2%だった。
主人公の逢原雨(永野)は、幼い時に実母から虐待され、母方の祖母に優しく育てられるも、DVのトラウマから抜け出せないでいた。自分に自信が持てず、高校では“陰キャ”扱いされ、友だちはいなかった。
そんな雨に、2年先輩の朝野太陽( 山田裕貴)は思いを寄せる。名前の通り明るい太陽に雨は、少しずつ心を開いてゆく。そして、10年後には、雨のパティシエ、太陽の花火師という夢をかなえようと約束する。しかし、太陽は交通事故に遭い、瀕死の状態に。その時、雨の目の前に黄泉の国の案内人・日下(斎藤工)が現れ“お前の心を差し出すならば、太陽を助けてやろう”と闇の契約を持ちかけるのだった。
異国情緒あふれる長崎を舞台に“過酷な奇跡”が引き起こすファンタジーラブストーリーだ。
視聴者の感想としては「もっと楽しい感じのドラマかと思ってたのに、月曜からどんよりする」「いじめ、虐待、色覚障害、不幸全部乗せドラマ。つまらんすぎる」「つまんないというよりしんどい」など、ネガティブな声が多く、どうやら過酷すぎる雨の運命に「観るのが辛い」といった感想を抱いた人が少なくなかったようだ。
「いきなり黄泉の案内人が登場して、雨から時間をかけて見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れるの五感を奪うという場面では『世にも奇妙な物語』臭が漂っていました。物語の展開が『まるで韓ドラ』という意見も散見しました」(テレビ誌ライター)
永野にとっては、初の月9主演。今後の展開に期待したい。