2023年流行ったもの、2024年流行るものが取り沙汰されていますが、インナービューティーとして間違いなく今、トレンドなのが、プロテイン。以前はマッチョな方が飲んでるイメージでしたが、今は女性も飲む方がとても増えています。しかし、飲み方やチョイスを間違えると身体に負担がかかるって知っていましたか?
今回は、プロテインの基礎知識を改めて復習しましょう!
●プロテインは大きく分けると2種類ある
まず、プロテインは大きく分けると動物性原料を使用しているものと植物性原料を使用しているものに分かれます。
動物性は牛乳からとれるプロテインで、主にホエイで、ヨーグルトの上澄みの半透明の黄色の液体です。もう一種類はカゼインで上澄みを除いた中からとれるものです。イメージとしてはホエイのほうが純度の高いプロテインです。
メリットとしては、消化吸収が早く筋肉の修復に適しています。筋トレをしっかりやる方はホエイプロテインを選ぶことが多いです。また、アミノ酸のバランスがよい点もおすすめポイント。
デメリットとしては、牛乳由来なので牛乳のアレルギーがある方はダメなことと、乳糖不耐症という、牛乳を摂るとおなかが緩くなる方は腸内環境が悪化しやすくなってしまいます。プロテインを飲み始めたらおならが臭くなったという悲鳴もちらほら…。
植物性のプロテインの場合は、主に大豆たんぱく(ソイプロテイン)を使うことが多いです。最近ではエンドウ豆を使ったものも注目されています。
ソイプロテインのメリットとしては、ホエイプロテインが合わない牛乳NGの方が飲めるところ。消化吸収はゆっくりですが、その分満腹感も得やすく腸内環境にも負担がかかりにくいので、筋肉メインではなく美容目的の方は植物性のほうが向いています。
デメリットとしては、大豆は女性ホルモンに似た作用をもつ大豆イソフラボンを多く含むので、エストロゲン過多と言われたことのある女性はホルモンバランスに悪影響が。ソイではなくエンドウ豆など他のプロテインを選びましょう。
また、吸収が穏やかなため、きつめの筋トレをした際の筋肉の修復スピードもゆっくりとなります。効率よく筋肉を育てたい場合は動物性のホエイプロテインのほうがよいでしょう。
また、プロテインはそもそも甘味料でしっかり味付けされているため、カロリーや糖質がしっかりあるものも多いです。プロテインの飲みすぎは逆に太ることもあるので、自分の食事バランスで適度に取り入れることも大事なポイントです。
(安藤恵美)