放送中のNHK大河ドラマ「光る君へ」で藤原実資を演じる秋山竜次が注目されているようだ。
1月21放送の第3話では、円融天皇(坂東巳之助)の体調が回復しないことから、食事に毒を盛られているのではないかと推察した実資(秋山)は、内侍所で配膳を務める女房たちを取り調べることに。しかし疑われた女房たちはいたく立腹。実資に対し「いけ好かない」「私たちを疑うなんて」「無礼極まりないわ」などと陰口を叩くが、それを耳にしてしまった実資はガックリと気落ちする。そして、「内侍所の検分は私の勘違いであったやもしれぬ」「私の早とちりであった」と即座に謝罪したのだった。
まるで現代の会社でもよく見かけるようなワンシーンに「秋山演技うまっ!」「部下から悪口を言われていることに傷付いておずおずと謝る上司を演じる秋山にリアルを感じる」「秋山はもうすっかり大河俳優だよ。女房たちから悪口言われてすぐに謝っちゃう演技とか、玉置玲央演じる道兼に慰められても『あ、そう』て心ないまま言う演技とかめっちゃよかった」「実資の頭のよさと気の弱さがよくわかるエピだったわ。秋山の実資役は大正解」などと称賛の声が集まっている。
「その一方で、取り調べた女房から実資が『頭中将様』と呼ばれたことから『秋山が演じてる実資=頭中将なの?』と戸惑う声もあがっています。『源氏物語』を漫画化した大和和紀氏の大ヒット作『あさきゆめみし』を読んだことがある人は多く、この漫画の中で描かれている頭中将は、光源氏のいとこでライバルでもあり親友でもあり『都の女性の人気を光源氏と二分する麗人』として描かれているのです」(芸能ライター)
「秋山が演じてるのが頭中将ならイメージが違うんだが」「秋山演じる実資が頭中将、柄本佑演じる道長が光源氏のモデルということなの?」「待ってよ、秋山演じる実資が頭中将のモデルなの?町田啓太演じる爆モテ公任のほうが私の中の頭中将に近い」「秋山の実資はすごくいいけど、頭中将と聞くとそれは違う」など、頭を抱える人が多いのも仕方がないことだろう。
何にせよ、これだけ話題になるということは実資に秋山をキャスティングした判断が大成功ということだろう。