ダウンタウンの松本人志を巡る性加害疑惑騒動は、日を追うごとに様々な証言が飛び出している。
1月25日発売の「週刊文春」では、かつて多くのバラエティ番組に出演した元タレントの女性が実名・顔出しで松本を告発。多くのリスクを覚悟しつつ取材に応じた女性は、自分と同じような経験をする人がいない世の中になってほしいと思い、決心したそうだ。
それによると、女性が体験したのは18年前のこと。松本が参加すると知らされないまま、携帯電話の使用を制限され、松本と2人きりにされる手口は、同誌で最初に告発したA子さんの時とほぼ同じ手口だという。
この記事を読んだ、古参の元週刊誌記者も2000年頃に取材した人気お笑い芸人の性加害疑惑を思い出したという。元記者がその詳細をこう明かす。
「その芸人は吉本所属ではないお笑い芸人。彼は後輩芸人に、バブル時代に流行った豪華な個室カラオケ店に女性を集めさせ、ターゲットにされた女性は数人の芸人に囲まれ性加害を受けるというものでした。当時は今ほどコンプライアンスが厳しくなかったこともあり、その芸人は今でも活動しています。もしも、新たに告発する人が出たら彼は間違いなく仕事を失うでしょう。もしかしたら、松本騒動が起きてから、内心穏やかではないかもしれません」
性被害を訴える人に対して、ネット上では誹謗中傷する声もあるが、被害を受けた人の心の傷を考えてほしいものだ。
(写真はイメージ)