山田涼介と浜辺美波がW主演する映画「サイレントラブ」が1月26日に公開され、28日までの3日間の興行収入がおよそ2.1億円の好スタートを切ったことが明らかになった。
今作は、声を捨てた青年・沢田蒼(山田)と光を失った音大生・甚内美夏(浜辺)の密やかな情熱が交差するラブストーリー。2020年に草彅剛主演で公開された映画「ミッドナイトスワン」で日本アカデミー賞最優秀作品賞・優秀監督賞・優秀脚本賞を受賞した内田英治氏が、原案・脚本・監督を担当した話題作でもある。
「山田は、クランクイン前から総合格闘技をベースにしたアクションの稽古を行い、セリフがない役どころだけに『気持ちがつながらなくなってしまうのが怖くて、撮影期間中は台本を最初から最後まで何度も読み返した』とコメント。一方の浜辺もピアノの練習に励み、盲学校に通って役作りをしました。土砂降りが上がり、薄暗くなってくるマジックアワーの時間帯に撮影された2人のキスシーンは、オレンジ色の夕陽に助けられた“奇跡の一瞬”と関係者の間では呼ばれています」(芸能ライター)
主演を務めた山田涼介には、さらなる期待が寄せられているという。
「W主演の浜辺は、現在公開中の映画『ゴジラ‐1.0』と映画『シン・仮面ライダー』で日本アカデミー賞、ブルーリボン賞など、数々の賞を受賞。特に映画『ゴジラ-1.0』は全世界で140億円という大ヒットを記録。その時の主演俳優が、こちらも各映画賞を総ナメにした神木隆之介。この2人は、昨年度前期の朝ドラ『らんまん』(NHK)で夫婦役を演じ、大好評を博しました。実はその神木、山田とは堀越高等学校時代の同級生でもあります。ライバル心とまでは言わずとも、何か思うところはあるんじゃないでしょうか」(女性誌記者)
ともあれ、“静かなラブストーリー”で、観客の心を鷲づかみしたいところだ。
(窪田史朗)