昨年末から性加害告発が相次いでいるダウンタウン・松本人志が芸能活動を休止して1カ月。テレビ各局で「脱・松本」の動きが加速している。
フジテレビでは「まつもtoなかい」が2月4日の放送から「だれかtoなかい」にリニューアル。松本に代わり、嵐の二宮和也が中居正広とタッグを組むことになった。
「当初は『松本の代役はいない』との見方が業界内の大半でしたが、いまではスタッフたちが『松本抜きでも面白い番組が作れる』という手応えを感じている。実際、バカリズムが“代理チェアマン”を務めた2月3日の『IPPONグランプリ』(フジ系)は、これまでと同様かそれ以上に見ごたえのある内容に仕上がっていました」(お笑い関係者)
こうした中、「人志松本の酒のツマミになる話」(フジ系)も2月9日放送回から「酒のツマミになる話」に番組名を変更。メインMCの役割となる「中央の席」には、松本に代わって千鳥の大悟が座ることになった。
お笑い関係者が続ける。
「大悟は同番組に準レギュラーとして出演していただけでなく、自他ともに認める大の酒好き。能力的にも文句なしで松本の後任としては適任でしょう。ただ業界内では『番組セットの変更』に拒絶反応が続出しているんです」
どういうことなのか。
「これまではセットの真ん中に、番組の象徴として松本の肖像画が飾られていたのですが、この絵が大悟を描いたものに差し替えられた。いくら松本がスキャンダルの渦中にあるとはいえ、あまりにドライで冷たすぎる対応なのではという話です。さすがに大悟も居心地が悪いでしょうし、私も『せめて肖像画を外すだけにしておけば』と感じましたね」(前出・お笑い関係者)
このまま松本は消えてしまうのか。
(塚原真弓)