SMAP中居正広は自他ともに認めるファザコン。2015年2月、最愛の父・正志さんを79歳で亡くしているが、中居がゴルフを趣味にするきっかけは、この父にある。30代になり「お父さんの趣味に付き合ってあげよう」と思い習得したのだ。正志さんが闘病生活に入るまでは、地元の友だちや芸能界の先輩とゴルフに行く際、必ず誘っていたという。
ジャニーズ事務所のタレントは、家族がメディアに顔や名前を出すことは厳禁。しかし、中居だけは例外となっている。2009年には、「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)の人気企画「中居&ナイナイの日本一周景気回復の旅」で、初の親子共演を果たした。陽気な“中居パパ”の素顔が初めて公開されて好評を博すと、2012年の「FNS27時間テレビ 笑っていいとも! 真夏の超団結特大号!! 徹夜でがんばっちゃってもいいかな?」(フジテレビ系)にも、中居に内緒でドッキリ出演をしている。
「中居くんが“パパっ子”になったのは、幼少期の影響でしょう。お父さんは年の離れた中居くんをかわいがり、野球好きという共通の趣味も生まれました。中居家は貧乏だったため、小学3年生のときにようやくグローブを買ってもらえたとか。そのグローブを中居は大切にし、野球をやめるまで使ったそうです」(テレビ情報誌副編集長)
幼少期は野球、大人になってからはゴルフでつながっていた父と子。毎年「NHK紅白歌合戦」のリハーサルに足を運び、ステージでリハーサルに励む愛息の姿を見守っていた正志さん。晴れ舞台を見せたい相手がいない今となっては、中居が紅白出場に未練がないのも当然かもしれない。
(北村ともこ)