「たむけんタイムなんてありませんでした。笑笑」。お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志やたむらけんじとの飲み会をそんなふうに振り返ったのは、実際に参加者としてその場に同席したという現役の艶系女優だ。松本は昨年末の週刊文春による第一報を皮切りに、立て続けに飲み会での性加害疑惑が報じられており、大阪では、たむらから高級ホテルでの飲み会をセッティングさせていたとも伝えられている。
松本本人は女性の同意がない性行為については事実無根だとして、週刊文春を発行する文藝春秋社などを提訴しているが、ここにきて“頼もしい援軍”が加わった形だ。
その艶系女優・霜月るなは3月3日更新のXで「松本人志さんの件について私はあんな嘘だらけの記事の内容に対して許せないから書きます」とし、「私は大阪のリッツカールトンでの飲み会に参加していました」としたうえで、“記事に書いてあったギャルっぽい艶女優は私の事です”と、松本が参加した大阪の高級ホテル「ザ・リッツカールトン大阪」で開かれた飲み会に居合わせていたと告白。
以前より仲が良かった、たむらからの誘いで参加したといい「当時私には彼氏がいたのでその話も事前にしていたし彼氏居ても全然大丈夫やし、彼氏には飲み会の事も伝えといて欲しいと言ってくれてました」と、同誌が一連の報道で表現した“女性の献上システム”のようなものとは実態が異なると強調している。
また、参加に際して、松本サイドが“女性に携帯電話の利用を禁止した”との記事内容も否定し、「私は飲み会中に当時の彼氏にだいたいの帰宅時間なども連絡していたし普通に携帯を触っていたので」と説明。さらに、たむらが松本と一般女性を2人きりにするための誘導方法として「たむけんタイム」なる“恒例企画”があったとも報じられたが、これにも霜月は「たむけんタイムなんてありませんでした。笑笑」と証言した。
「霜月いわく、松本らとの飲み会は『普通にめっちゃ楽しい飲み会でした』とのことで、アルコールを全く飲めない彼女はソフトドリンクを飲みながら過ごしていたようです。これらの主張が事実であれば、少なくとも霜月が参加した大阪での飲み会については平穏なものだった印象にも映るため、『参加者からの声はとても大切です。ありがとうございます』などのリプライが殺到。ただ、1月18日発売の週刊文春が疑惑追及第3弾の記事で報じた、松本から後輩芸人への『女性セレクト指示書』には、『黒髪』『教師』『弁護士』『CA』など比較的堅いイメージの女性がタイプで、逆に『茶髪』『モデル』『飲食店関係』などはNGだということが記されていたとか。この“指示書”が事実だとすれば、金髪でかなりメイクの派手なギャル系女優である霜月はこれらの条件とはマッチしておらず、『あまりにも松本人志さんのタイプではなさすぎたため、この方だけが単純に興味を持たれなかった可能性』と指摘するユーザーもいました」(テレビ誌ライター)
松本は大阪での飲み会以外にマッサージ店での性行為強要疑惑なども週刊文春で報じられている。貴重な霜月の証言ではあることは間違いないが、これが全ての状況を一転させることにつながるかは微妙なところだろう。
(木村慎吾)