芸能人の結婚相手で「一般人」と呼ばれながらも、元アイドル、元女優、元女子アナなど、芸能界や芸能界に近い世界で活動していた人であることはよくあること。お笑いコンビ・アンジャッシュの児嶋一哉の妻で「しーちゃん」と呼ばれている人物もそんな1人だ。
1995年、当時の本名・坪井志津香として19歳で4人組アイドル「Lemon Sugar VS TOo’S(レモンシュガーヴァーサストゥーズ)」としてデビュー。2003年、お笑いと音楽を融合させたユニット「NO BOTTOM!」で初代ヴォーカルを担当した。ちなみに、このユニットには古坂大魔王がおり、「NBR(New Bushidou Ravers)」と改名し現在も古坂は在籍している。
その後、坪井は、伝説のお笑い番組「内村プロデュース」(テレビ朝日系)の2000年5月6日深夜放送回「溺死体女優オーディションをプロデュース」で、打ち上げられた溺死体、水に浮遊する溺死体、カメラにフレームインする溺死体を見事に演じて優勝。当時、同局で放送されていた2時間ドラマシリーズ「土曜ワイド劇場」のスタッフルームに「溺死体」としての出演交渉に出向く。が、同ドラマの制作サイドからは“絞殺や毒殺される役ならあるが”と言われ、「それはダメなんです。溺死体女優としての誇りを持ってるので」と、交渉不成立に。この一連のシーンが「内村プロデュース」でオンエアされ、内村光良からも番組ファンの間からも「印象的な回」として語り継がれている。
かように強烈なお笑い精神の持ち主である坪井は、11年9月に15年間交際していた児嶋と結婚。10年以上のちの23年9月22日に放送された「A-Studio+」(TBS系)で、女優・波瑠が“一緒にオンラインゲームで遊んでいる人”として、児嶋の妻「しーちゃん」の名前を挙げたことで「しーちゃん」が世間に広く知られるようになったものとみられる。
そんな「しーちゃん」は学生時代、好きだった人にチョコレートをあげる時、あまりにも恥ずかしすぎて「ハゲヅラ被って、ちょびヒゲ付けて、(手に)風船持ってピンポン押してチョコ渡したんだって」と明かしたのは、お笑いトリオ・ネプチューンの堀内健だ。さる3月1日生放送の「ぽかぽか」(フジテレビ系)にゲスト出演した堀内は、共演していた金曜レギュラーの児嶋について「“いい奥さんもらったな”と思った」エピソードとして明かしたのだが、夫の児嶋は「知らないエピソード!」と笑い、「でもやってそう」と言い「聞いてみます。後で」とその場を収めたものだった。
「視聴者からは、ネット上に『しーちゃんはすっかり有名人』『元アイドルだったことも有名』『学生時代からそんな感じの人だったんだ』『溺死体女優オーディションが鮮烈だったからめっちゃ覚えてる』『ヅラ、ヒゲ、手持ち風船姿でチョコあげに行くって女版ホリケンだよね』『ホリケンもしーちゃんのこと大好きなんだろうな』といった声があがっています」(女性誌記者)
ぜひとも、現在の「生しーちゃん」を見てみたくなった。