SNS上の過激な発言や、共演者から受けたというハラスメント告発。それに伴う所属事務所やタレントとの確執なども浮き彫りとなり、2月22日には吉本興業を契約解消に…。ここにきてお騒がせ芸人の称号を独り占めしている感のある元プラス・マイナスの岩橋良昌。そんな彼がまた爆弾告発をして一部支持者から拍手喝采を浴びている。
問題になっているのは、岩橋が「この大会はよしもとが主催してるからよしもと以外の芸人は優勝させんといてな」と主催者側から言われたと告発した、交野市商業連合会主催の「北河内新人お笑いコンクール」のヤラセ疑惑だ。プラマイが大阪府交野市出身だったことから、毎年のように決勝戦の審査員に呼ばれていたこのコンクール。岩橋は「芸人をそして芸人の人生をなめている エントリーして遠いところやってきて 一筋の光のきっかけを掴みにきてる若手芸人をどう思ってんの? 優勝できない事が確定してる中で優勝目指して頑張ってる芸人なんやおもてんの? 地元もけなされた気分です そんな大会なくなってしまえばいい」とぶっちゃけて波紋を呼んだ。
さらに岩橋の肩を持つ交野市の山本けい市長まで参戦。自身のXに「北河内お笑いコンクールはやらせです。他の審査員の点数が意味をなしてませんでした」と投稿してしまったから、さあ大変。コンクール実行委員会の西川登志雄委員長が「200%ない」と全面否定したうえに、岩橋に“ヤラセを命じた”と名指しされた放送作家の前田政二氏も「『吉本以外は勝たせへんから』なんて言っていません」と否定したという。
「お笑いに限らずコンクールなどのイベントはヤラセとまでは言いませんが、地元の有力者やスポンサーへの忖度として疑問符の付く結果が発表されることは多々あります。今回もその一つだという世間の論評が多いのも確か。ただ、告発したのがこのところ、いろいろ問題視されている岩橋だったことでファンとアンチがバチバチです。今回の件で、例えばM-1の敗者復活戦で視聴者が納得いかない結果などがあった過去を掘り返して、そういった裏があるのではないかと各々思い当たる疑惑をあれこれ投稿する展開にまで発展してますね」(エンタメ誌ライター)
そんな中、岩橋が称賛を浴びたのが「(西川実行委員長が答えた)200%にない にたいする岩橋の答え 10000000000000%ある」とここに来て投稿したこと。ゼロを数えてみると、「10兆%ある」という意味にとれ、すなわちそれだけヤラセがあったことは動かない事実だということを今もなお強調したいということのようだ。
「一部からは西川氏の『200%ない』に、かつて元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が語った『2万パーセントない』を引き合いに出し、100%を超える数値を出して否定する人は確実に信用できない指摘する声も。逆に岩橋の天文学的数字の迫力には山本市長の“加勢”もあってか、ヤラセが本当じゃないかという意見が優勢になっている。もっとも3月4日配信のWEB女性自身によると、岩橋の告発を巡る関係者のうち、放送作家の前田氏がヤラセはなかったことの証明として、審査方法をかなり詳細に語っている一方、旧知の間柄の岩橋には誤解をさせたこともあるかもしれないと気遣っています。ところが、市長の山本氏には誤解させるようなことは言う機会はなかったと困惑していて、事態は混とんとしていますね」(前出・エンタメ誌ライター)
この騒動、はたしてどんな決着をみるのか。
(小机かをる)