トバッチリかもしれないが、視聴者としては心配が募って仕方がないようだ。
3月9日放送の「モヤモヤさまぁ~ず2」(テレビ東京系)では、三代目アシスタントを務めた福田典子アナが緊急参戦。退社して医療系ベンチャー企業の広報に転職することを明かし、テレ東社員として最後の出演を果たす形となった。
そのため今回のタイトルは「さようなら福田アナ!」となっていたのだが、これを勘違いする視聴者も続出。「田」の字が被っていることから、現アシスタントの田中瞳アナが番組を卒業するのではと危惧する向きもあったという。
「田中アナは新人研修を経た2019年8月に新アシスタントとして加入。在籍期間が4年半を超えているうえ、いまやテレ東の次世代エースとして実力を認められる人気者となっていることもあり、いつ卒業してもおかしくないとファンをやきもきさせています」(テレビ誌ライター)
もっとも同番組では初代アシスタントの大江麻理子アナが、6年超もの長きにわたって在籍。その前例にならえば田中アナがあと2年はアシスタントを続けても不思議はない。
とはいえテレビ東京の看板番組である「WBS」でキャスターを務めるほか、「テレ東音楽祭」でもMCを務めるなど、いまや同局きっての人気若手アナに躍進した田中アナ。「モヤさま」は丸一日を費やすロケが放送一回分にしかならず、週一ペースでのロケが必須という燃費の悪い番組でもあることから、いつまでも田中アナを引き留めておくわけにはいかないとの議論も尽きない。
「それに加えて今月には、紀行バラエティ番組という括りでは似たジャンルの『ブラタモリ』(NHK)がレギュラー放送を終了。番組アシスタントの野口葵衣アナも必然的に番組卒業となりました。そのため同じタイミングで田中アナまでいなくなったらと身震いする視聴者も多く、『田中アナはやめないで!』との悲痛な叫びがあがっているのです」(前出・テレビ誌ライター)
番組自体の面白さに加えて、老若男女問わずに支持される美人ぶりでも人気の田中アナ。昨年12月に発表された「第20回 好きな女性アナウンサーランキング」(ORICON NEWS調べ)では10位に初登場を果たしたことでも話題になった。
同ランキングにランクインしたテレビ東京の女子アナは、大江麻理子アナと狩野恵里アナの二人のみ。奇しくも二人とも「モヤさま」のアシスタント経験を持っており、いかに同番組が人気なのかを示す形となっている。
「ブラタモリが終了したいま、同種の番組は『サンドのお風呂いただきます』(NHK)や『有吉くんの正直さんぽ』(フジテレビ系)が知られる程度。アシスタントの活躍度を加味すれば、まさに『モヤさま』こそがブラタモリの正当な後継番組かもしれません。それゆえ田中アナには今後もしばらくアシスタントを続けてほしいとの声は絶えません」(前出・テレビ誌ライター)
無茶ぶりにも笑顔で対応する田中アナの姿に癒されたいという番組ファンも多い「モヤさま」。4月には18年目を迎える長寿番組だが、二人とも56歳のさまぁ~ずは、78歳のタモリに比べればはるかに若いのは明らかだ。それこそタモリのように78歳までは続けてほしいという視聴者も多いことだろう。