放送中のドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)で昭和に生きる“はすっぱ”な小川純子をキュートに演じ、脚光を浴びている河合優実。このドラマの脚本家であるクドカンこと宮藤官九郎は日本大学芸術学部放送学科を中退しているが、河合は同大学同学部演劇学科を卒業。河合と同じ演劇学科卒の田中哲司が所属する芸能事務所「鈍牛倶楽部」の期待の新人としてすでに業界内では有名人だった。が、「ふてほど」の好演でこれからは引っ張りだこになることは間違いないだろう。
そんな河合が同じく鈍牛倶楽部に所属する、「きのう何食べた?」(テレビ東京系)では田淵くん、「リバーサルオーケストラ」(日本テレビ系)では門脇麦演じる主人公・初音の家に住み込むフルート奏者・蒼などを好演した坂東龍汰とともに4月2日深夜スタートのドラマ「RoOT / ルート」(テレ東系)でW主演するというのだから、期待がふくらむばかりだ。
「RoOT / ルート」は、映画化も舞台化もされた2021年放送のアニメ「オッドタクシー」(テレ東系)の世界観から生まれた新たなプロジェクト。現在「ビッグコミックスペリオール」の電子レーベル「スペリオール・ダルパナ」で連載中の漫画「RoOT / ルート オブ オッドタクシー」で描かれている若手探偵コンビの奮闘劇をもとにしたオリジナルストーリーである。クールで孤独な19歳の探偵・玲奈を河合が、玲奈の部下で“凶運ポジティブ星人”な新人・佐藤を坂東が演じる。
「河合演じる玲奈は、『ふてほど』の純子とは対極のようなクールキャラなので、河合の演技の振り幅の大きさを楽しめるのでは。また、クールキャラを演じることで河合本来の美しさが際立つので、男性ファンが増えそうです」(女性誌記者)
4月からも河合の活躍が楽しみだ。