小芝風花主演ドラマ「大奥」(フジテレビ系)の第10話が3月21日に放送され、世帯平均視聴率は3.7%だった。前話から1.3ポイントも下落したのは、同日に大谷翔平や山本由伸が所属するドジャースと、ダルビッシュ有選手や松井裕樹投手が所属するパドレスの試合が乱打戦となり「大奥」の放送時間にかぶったためと思われる。
第10話では、亀梨和也演じる将軍・家治とそっくりの歌舞伎役者(亀梨が二役)が登場。家治の出生の秘密が明らかになり、家治を「将軍家の血筋ではない」と脅し続けていた田沼意次(安田顕)の言葉がウソだったとわかる。それを証明してくれたのは、家治と異父兄弟の歌舞伎役者だった。
亀梨が二役を演じたこの回の反応は「上様より歌舞伎役者のほうが似合う」「亀梨って町人や歌舞伎役者顔なんだな」「もっと出番あってほしかった歌舞伎役者」など、好印象だったようだ。
「今回も家治の長年の苦悩を理解し、温かく受け止める御台所・倫子(小芝)の演技が光りました。視聴者からも『倫子の人柄が素敵すぎて涙が出る』『回を重ねるごとに、倫子に貫録が出てきた』など評価されています。ただ、今でも不評なのは『時間軸や年齢やエピソードは史実通りにしてほしかった』という意見です。また、畳の縁を踏んで歩くのも気になりますね。城の畳の縁には、家紋が施されていたりするので、縁を踏むことはその家を踏みにじる行為とも考えられていたからです。そのような細かい所作もおざなりになっている気がします」(テレビ誌ライター)
家治と倫子のハッピーエンドを視聴者は望んでいる様子だが、はたしてどんな結末になるのか。