活動自粛後初の地上波復帰を果たしたお笑いコンビ・FUJIWARAのフジモンこと藤本敏史が、大先輩・明石家さんまの“盛りグセ”にクレームを入れ、「さんまさんにはもう何も言わないことに決めました」と嘆いている。
藤本は昨年10月、東京都内を運転中に別の乗用車と衝突する当て逃げ事故を起こしてしまい、活動を自粛していた。この件について藤森は、当初さんまには騒動の謝罪も兼ねて連絡を入れたというが、これが大きな誤解を招くことに。3月23日放送の「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)では、復帰1発目のバラエティ番組出演となった藤本が登場し、“何でも話を盛ってしまう”さんまにこう苦言を呈したのだ。
「やらかしてしまった時にさんまさんに電話して報告したら、その週のラジオで、オレが言うた内容と全然違うことをしゃべってはって…」
自身が言ってもいない内容が“フジモンの言葉”として紹介されたというのだ。藤本いわく「さんまさんが『いらんこと言うてごめんな』って連絡くれたから、『大丈夫ですよ、逆に迷惑かけてすみません』ってメール送ったのよ。そしたら、その週のラジオで『フジモンに謝りのメール送ったら、フジモンから“もうええわ!”って返ってきたんや』ってしゃべってて。オレ、『もうええわ!』なんて一言も言ってないじゃないですか」と、かなりの“改変”があったといい「めっちゃウソつきはんねん」とさんまに物申した。
そんな“お笑い怪獣”さんまの盛りグセで、藤本は「警察の取り調べでも言われましたもん、ホンマに。『さんまさんがラジオでこういうことを言ってましたけど』って。証拠になってるんだから」と、少なからず警察の捜査にも影響があったことを明かしている。
「さんまは、藤本が当て逃げ事故による自粛を発表した直後、10月14日放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で、『フジモンから電話があった』と切り出し、『本人から言うとね、“もうパニックになっている状態”なんやって』『いざその時(他の車に衝突した時)になると、“自分の気持ちが弱かった”って』などと藤本との会話のやり取りを紹介。この内容を聞く限りでは、まるで藤本が車の衝突時にパニック状態となり、気持ちの弱さから、その場から逃げてしまったとも解釈できてしまいます。しかし、警視庁渋谷署による、その後の捜査では、藤本は“他の車に当たったことに気付かなかった”という趣旨の説明をしていたと報じられており、警察からすると“さんまさんの説明とはツジツマが合わない”と不審に思ってしまったのでしょう」(テレビ誌ライター)
さんまはその翌週のラジオで藤本の「パニック」は、多くの関係者に迷惑をかけてしまうことに対する「パニック」だったと改めて説明している。かなり誤解を招く表現であったことは否定できず、藤本が「もう何も言わない」とすねてしまうのも無理はないだろう。
(木村慎吾)