お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、MCを務める情報番組「DayDay.」(日本テレビ系)でドジャース・大谷翔平の元通訳・水原一平氏に浮上した違法賭博疑惑について生放送で取り上げた際のコメントが「ズレている」と異論が噴出しているという。さる3月26日の朝に伝えられた大谷自身の声明を直後に紹介した同番組。声明によれば、大谷は水原氏の賭博にまつわる情報にはいっさい関わっていないとのこと。報道を総合すると、同氏が勝手に大谷の口座から少なくとも6億8000万円を送金していたとのことだったが、水原氏は日本ハム時代から大谷の“親友”で、大谷の専属通訳としてだけではなく、身の回りの世話も任され、厚い信頼を得ていたという。それだけに、自身が招いた現在の状況とどのように向き合っているのかについて、山里は「一平さんも、こういうことを言われているけど、ご本人が言うところのギャンブル依存症だったら、冷静な判断もできなくなってるだろうし、何よりも1番近くで応援して、すごい選手だと思っている人が、自分のために会見を開いてると思うと、心も痛めているだろうし…」と、同氏のメンタルを心配した。
「山里は、大谷が声明発表の場で終始、水原氏を『一平さん』と呼んでいた点にも着目。『そこにも絆があるわけじゃないですか』と指摘するなど、随所で水原氏への寄り添う姿勢を見せました。しかし、今回の騒動は違法賭博へ関与、さらに約7億円もの窃盗事件でもあり、“2人の絆”や、“心を痛めている”などと悠長なコメントには違和感を覚えます。また、現在の状況において同情の目を向けるなら、それは『水原氏ではなく、ギャンブルについて何も知らされず、突然“犯罪者の妻”にされてしまった水原氏の奥さん』とする視聴者の指摘もネット上にありましたね。他にも山里の見解には『ズレすぎ』『全く共感できないコメント』『絆とか言って、無理やり美談にしようとしすぎだろ』『どっちの心が痛いのか、わからんのか?』などと反発する人が多かったです」(テレビ誌ライター)
山里は、昨年6月に歌舞伎俳優・市川猿之助被告が母親の自殺をほう助したとして逮捕された際も、“テレビで憶測を発信するべきではない”とした上で「(猿之助被告の)精神的苦痛が大きい中で、我々も報道する時には本当に気をつけないといけない。これからは法律で決まったこと、裁くこと以外は何も勝手なことを言うべきではないなと思いました」とコメント。当時も「弱腰すぎる」との指摘が寄せられていた山里だが、今回の水原氏の一連の騒動も現状では不確かな情報が多い“疑惑の段階”なのだから、自身の過去のコメントに沿えば、山里は何も発信できないはずだ。となれば、そもそも情報番組のMCを務めるには、かなり無理があるのでは。
(木村慎吾)