ダウンタウン・松本人志を巡る性加害問題が新局面を迎えている。
3月28日、松本が報道により名誉を傷つけられたとして、約5億5000万円の慰謝料を求め週刊文春などを訴えた裁判が東京地裁で開始。
この日は第1回口頭弁論が開かれ、傍聴席19席を巡って東京地裁に691人が抽選に並んだ。
訴状で松本側が文春の記事に登場する「A子さん」「B子さん」の特定を要求していることが判明するなど、新たな動きが判明した今回の裁判。SNSでも松本の動きは活発化している。口頭弁論に先立つ25日、松本は自身のXを76日ぶりに更新。
「人を笑わせることを志してきました。たくさんの人が自分の事で笑えなくなり、何ひとつ罪の無い後輩達が巻き込まれ、自分の主張はかき消され受け入れられない不条理に、ただただ困惑し、悔しく悲しいです。世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです」と現在の心境を告白している。
そんな松本が裁判当日、Xで紹介していたのが、後輩芸人による“過激ラップ”だ。
「松本は久保田の投稿をリポストする形でYouTube動画を紹介。動画では久保田と中山功太が『春よ、来い』と題したラップを披露しています。そのテーマは文春をはじめとするメディア報道を痛烈に批判するものでした」(お笑い関係者)
「取材にかこつけた念入りなストーキング」「他人のプライバシーよりも金」「正義ぶったクズたちのファーストリンチ」といった松本関連報道を連想させるワードを連発する同ラップ。
さらには“性的二次被害だと声を上げていいのは、自称被害者だけ”という意味の強烈なフレーズや、「フェミ崩れは『果報』待って寝ろ」など、SNSでの松本批判に釘を刺す文言もあった。
「これまで沈黙を貫いてきた松本があえてリポストしたということは、よほど胸に迫るものがあったのでしょう。ファンの反応も大きく、動画は1万以上の高評価を獲得しています」(前出・お笑い関係者)
裁判の行方を注視したい。
(塚原真弓)