タレントのヒロミが「夜中だろうが」必ず誘いに乗るという大御所芸人として明石家さんまの名前を挙げている。「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)の4月2日放送回。番組は、プライベートでの芸能人同士の交流にまつわる話題となり、ヒロミは後輩らが集まる食事の場に先輩の自分が参加するのは気が引けてしまうと語った。
番組MCのさんまもこれに共感。が、ヒロミいわく「さんまさんは(食事の誘いを)本当に断らない。夜中だろうが」と指摘し、フットワークの軽さを示すエピソードを紹介した。それによると、ある日、「役者の子」から「ヒロミさん、今から飲みませんか?」との連絡が来たものの、時間はすでに深夜0時。ヒロミは「行かねーよ。寝てるよ」と返して断ったところ、「夜中3時くらいにそいつからまたオレに写真入りのLINEが届いた。そしたら、さんまさんがこうやって…(ダブルピースのポージング)」と、飲みの現場でノリノリの様子でいるさんまが写っていたというのだ。
ヒロミは「スゴいでしょ!?」と、深夜にわざわざ駆け付けるアクティブさに驚くと、さんまはその「役者の子」が小栗旬と藤原竜也だったと明かし、2人が飲み会で「『誰が来るでしょう?』っていうゲームをやってた」と補足説明。「最後の最後でオレやってん。で、最後の最後でオレが行って」と、ラストに連絡した“お笑い怪獣”が実際にやってくるという驚きの展開を演出したということのようだ。
「ただ、さんまが駆け付ける頃には小栗も藤原もベロベロの状態だったといい、すぐに『もう帰ります』と告げられるも、さんまは『そっから盛り上げたんや』と今度は飲み会の“主催者”に。帰ろうとする2人を引き留め、“夜のさんま御殿”をスタートさせたようです。68歳のベテラン芸人によるとてつもないバイタリティが伝わるエピソードですが、ゲーム感覚で深夜に電話をかけられる側は本来ならたまったものではありません。また、小栗は昨年5月に出演した『まつもtoなかい』(フジテレビ系)で、このエピソードを話しており、ヒロミやさんま以外に大物歌手・長渕剛やダウンタウン・松本人志にも『何やってんすかぁ~』『今から来てくださいよ~』と泥酔状態で電話したと説明。松本はこれを『オヤジ狩りに遭ってる気分』だったと振り返っていましたね」(テレビ誌ライター)
かなりの迷惑行為に思えるが、そうした小栗の人懐っこい性格が、さんまほどの大御所には一層可愛く思えるのかもしれない。
(木村慎吾)