広瀬アリス主演ドラマ「366日」(フジテレビ系)が4月8日からスタートし、初回の世帯平均視聴率は7.2%だった。
物語は、ミクスチャー・バンド「HY」の名曲「366日」から発想を得た、「最愛」(TBS系)や「リバーサルオーケストラ」(日本テレビ系)などで知られる脚本家・清水友佳子氏によるオリジナル。高校時代に片思いだと思っていた男女が、28歳になる「現在」の同窓会での再会を機に、交際を始めるも予期せぬ悲劇に直面する。それでも、愛する人を想い続けるラブストーリーだ。
高校2年の時に龍ヶ崎高校に転校してきた雪平明日香(広瀬)は、野球部で甲子園を目指すクラスメイト・水野遥斗(眞栄田郷敦)に想いを寄せる。その気持ちも伝えないまま、卒業式を迎えるのだが、同窓会で再会し、12年越しの恋を実らせる。初デート当日、橋から落ちそうになった子供を庇って転落した水野は、意識不明の重体となる。
2人の同級生を演じるのは坂東龍汰、長濱ねる、綱啓永。
ドラマ冒頭は、桜の季節で昔を思い出す雪平の姿から、場面は高校時代に遡る。ブラスバンド部として、野球の試合を応援する雪平。バッターは水野という回顧シーンだ。
「学園モノ“あるある”的始まりに、視聴者の話題は『アリスの高校生は回想だから仕方ないし、ある種の眼福でもあるけど、郷敦や長濱と同級生なのには違和感しかない』『アリスの高校生役はひじょーに無理がある』『郷敦君のお姉さんに見えちゃう』との意見が多かったですね。違和感ゆえに『ドラマに入り込めない』『ミスキャストでは?』との感想もありました」(テレビ誌ライター)
水野が救急搬送というラストで次回に続く今ドラマ。「366日」は悲恋の歌だが、歌詞通りなのかどうなのか。今後の展開を楽しみにしたい。