結成当初は6人だったSMAP。意外に思うかもしれないが、ジャニーズ事務所在籍で中居正広に次いで古いのは、草なぎ剛だ。年齢差は2歳で、中居のほうが4カ月早く入所。態度が大きく、奇抜な色彩の洋服を着ていた中居は目立っていたため、最年少の草なぎはビビっていたとか。互いに中学生だったが、この時点ですでに主従関係ができあがっていたようだ。
ワイドショーのベテラン芸能レポーターは、「草なぎは中居に炭酸飲料のリアルゴールドを買ってもらったことがあり、中居のことをよく覚えているそうです」と、当時を語る。
このおよそ半年後、木村拓哉、稲垣吾郎、香取慎吾が入所。草なぎにようやく後輩ができたが、中居は依然として、「チビ剛(草なぎ)! バック転しろよ」と命令していたとか。まだ小学生だった香取はその姿を見て、「あいつ、なんなんだよ。こえ~っ!」と震えあがったという。
「光GENJIが結成する前、候補メンバーが数名挙げられており、中居もそのなかに入っていました。しかし、中居は毎週土曜日に義務づけられていたローラースケート教室をサボっていたため、真面目に通い続けていた佐藤敦啓(現:アツヒロ)が、メンバーになりました」(前出・芸能レポーター)
同じ地元で、同じ学校の先輩と後輩だった中居と佐藤。先を越された悔しさは、計り知れなかったに違いない。しかし、そこから10年と経たないうちSMAPはモンスターアイドルに成長。ローラースケートの恨みを返すこととなった。
(北村ともこ)