お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実が5年前の申告漏れ騒動を振り返るとともに、“稼ぎへの無関心さ”が判明したドジャース・大谷翔平と“似たタイプ”だと語っている。4月20日に放送された「せやねん!」(MBS)での一幕だ。
番組では、大谷の銀行口座から約24億円を違法なブックメーカーに不正送金し、銀行詐欺容疑で米連邦検察当局から訴追された大谷の元通訳・水原一平容疑者について伝えた。その調査の過程で、大谷が2018年に開設した口座に21年までの3年間、1度もアクセスしていなかったことも発覚し、番組MCのトミーズ雅は「よう似てるな」と徳井と大谷の“共通点”を指摘した。
これに徳井は「本当に一緒にするのは申し訳ないですけど、おんなじタイプです」と前置きし、19年の申告漏れ騒動までは通帳の記入すら全くせず「もう興味もなかったんで」と回想。雅が、3年間も口座を確認していなかった大谷の気持ちに共感できるかを尋ねると、徳井は「ボクみたいなおかしなヤツは理解できますけど、まぁ、一般的には理解があんまりできないでしょう」と答え、大谷も自分も“変わり者”と一括りにしたのだった。ちなみに共演したNMB48・小嶋花梨は、通帳を確認する頻度について聞かれ、「もっと稼がなくちゃ!」という焦りの思いから「3日に1回は見てます。見ちゃいます」と話していた。
それにしても徳井といえば、19年10月、法人所得の3年分にあたる約1億1800万円が無申告だったことが発覚し、約4カ月間、芸能活動を自粛していたが、
「徳井と大谷は、自分がどれだけ稼いでいるのかという事実に無関心だったという点では“似ている”のかもしれません。ですが徳井は、税金だけでなく、電気やガス、水道といった公共料金の支払いも複数回滞った事があると過去のXで明かしていたことから、徳井の場合は無関心というよりもルーズでだらしないという表現が近いですね。また、14年8月のラジオ『キョートリアル!』(KBS京都)では、『ドバイに関して言うと税金というものが一切ないのよ。消費税、法人税、所得税、何もいらない』とドバイ移住願望を口にするなど、はたしてどれだけ“お金に無関心”だったのかには疑問も残りますね。一方、大谷の場合は大好きな野球に専念したいという強い思いがベースにあり、そこに集中するあまりにできてしまった“隙”を悪用され被害に遭った側ですからね。徳井本人も前置きしていますが、比較すること自体が大谷に失礼ということにはなってしまいますね」(テレビ誌ライター)
現在ではきっちり通帳記入をおこない、お金の管理に関して、心を入れ替えたという徳井。国税局から悪質性はないと判断され「逮捕に至らなかった」のが不幸中の幸いだったのだ。
(木村慎吾)