2021年頃から、食品や日用品などの値上げが相次ぎましたね。家計が圧迫され、いまだに節約ムードは続いています。どのくらい値上げがされたのでしょうか。
2021年頃から始まった値上げラッシュを受け、ソニー損保が実際にどの分野・品目がどのくらい値上げされたのかを、総務省が公表する消費者物価指数をもとにランキング結果として紹介していました。食料の中でも最も値上げ幅が大きい上位5品はこちらです。
1位 魚介類(+25.7%)
2位 乳卵類(+22.3%)
3位 菓子類(+20.0%)
4位 油脂・調味料(+17.5%)
5位 調理食品(+16.6%)
魚介類が1位とは少し意外ではないでしょうか。この中にはマグロやアジ、イワシなどの魚類や牡蠣・ホタテなどの貝類、かつお節や缶詰などの加工食品も含まれていますが、とくに近年は不漁が続くサンマやスルメイカの価格が上昇傾向にあり、その他についても漁獲量の減少が値上げに大きく影響しているようです。
また、5位までの値上げ幅が大きい要因について、主なものが紹介されていました。乳卵類は養鶏飼料の大きな値上がり、菓子類は主な原材料となる砂糖の価格の高騰、油脂・調味料や調理食品については物流費や原材料費の高騰、エネルギーコストの上昇などが関係しているようです。
■食品の値上げの対応策とは?
食品の値上げは、家計にも大きな影響を及ぼします。そこで、対応策として次のようなことが挙げられます。
●刺身はサクで買う
魚介類を手軽に食べられるのが刺身。スーパーマーケットで売られているカット済みのパックよりも、サクの状態で売られているもののほうが量を多く買えてコスパがよいことが多いです。自分でカットするのにそれほど手間はかかりませんよ。
●比較的安価な食材に代替する
一つひとつの食材について、より安価なものを選ぶようにすれば総合的に支出を減らせます。例えば、牛肉よりも鶏肉、エビやイカよりもツナ缶や鯖缶、総菜パックよりもちくわやソーセージなどの似ている食品で安価なものを代替とするなどがよいでしょう。
まだまだ続く値上げ。ぜひこうした対策に取り組んでみてはいかがでしょうか。