歌手の和田アキ子が「NHK紅白歌合戦」に落選し、話題を集めている。
和田といえば、「紅白」歴代最多となる通算39回、31年連続出場中。その一方で、近年はヒット曲が出ていないことなどを理由にインターネット上などでは出場に疑問の声も上がっていた。
そんななかついに落選したわけだが、スポーツ紙芸能デスクはこう語る。
「和田さんに関しては、NHKサイドも扱いに困っていたのは事実です。とはいえ、一応の貢献者の一人であり、落選するにしても北島三郎や森進一のように最後の花道となる出場をもって翌年から落選というのが大方の見方でした。それが、最後の花道すら与えられないままバッサリと切られたことには、本人はもちろん、所属事務所のホリプロも困惑の色を隠し切れません」
実際、ホリプロの社長が「日本音楽事業者協会」の会長であることや、2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」で主演を務める鈴木亮平が同事務所所属ということもあり、さすがに今年の落選はないというのが、業界内の大方の見方だったという。
ではなぜ、和田は落選してしまったのか?
「最近はNHKもコンプライアンスをかなり気にしており、ネット上の声などにも非常に敏感になっています。それに加えて、最近になって『紅白』の担当者が急に変わり、ホリプロサイドも根回しができなかったと言われています」(前出・スポーツ紙芸能デスク)
当の和田は、自身の番組で「今回は観たくない。とっとと日本を後にしたい」、「NHKだけスクランブルをかけて」など恨み節だが、花道すら与えられないまま、ポイ捨てされた格好のアッコとNHKの遺恨バトルは今後も続きそうだ。
(しおさわ かつつね)