落語家・笑福亭鶴瓶が「タクシーに轢かれた」過去を打ち明けたのは、5月5日放送のMBSラジオ「ヤングタウン日曜日」でのこと。
鶴瓶は“本来なら怒ってもいい場面で状況を受け入れた出来事”という話題の中で、突如「TBSの前でタクシーに轢かれてんけど」と告白、共演のタレント・田口万莉と落語家・錦笑亭満堂らを大いに驚かせた。
運良く大きな怪我はなかったため大事にはしなかったというが、運転手は車から降りようともせず、鶴瓶のマネージャーはその態度に激怒したそうだ。
鶴瓶いわく、その状況は「飛ばされててん、俺。防犯カメラ見たら、ボーンって飛んでんのよ。ちゃんと轢かれててん」と話し、それだけの事故でありながら「そんな痛くなかった」という。同局・藤林温子アナは「後からくるんですって」と心配したが、鶴瓶はそれから随分時間がたっていると言いながらも、改めて事故時の様子を「ドーンって飛ばされて、郵便ポストがあって、そこにドーン当たったんや。当たったんやけども、『もうええわ』言うたんやね」と語っていた。
「郵便ポストに飛ばされるほどですから、鶴瓶の話が事実であれば明らかに人身事故。運転者は警察に届け出る義務がありますし、被害者の救護もしなければなりません。物損事故ですら報告のルールがあるので、鶴瓶に衝突しておきながら車から降りることもしなかったというのはありえない話。さらに、被害者である鶴瓶から『もういい』と言われると、運転手はすぐさまその場から離れようとし、TBSのガードマンが『おかしい』と言ってタクシーを制止したとのこと。鶴瓶が目に見える外傷を負っていなかったとはいえ、リスナーからは『だからと言って通報義務はある。このタクシー運転手は酷いとしか言いようがない』『相手が怪我をしたか否かに限らず、確認と謝罪をするのが当然』などと、ドライバーの対応を非難する声が上がっています」(メディアライター)
鶴瓶が無傷で済んだのは不幸中の幸いだが、どこのタクシー会社だったのか気になるところだ。
(木村慎吾)