“クリーンなイメージ”が板につき始めているお笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太に、歌手でタレントの「あのちゃん」が改めてボロクソな批評を展開し、反響を呼んでいる。
新人時代から山里と共演する機会が多かったあのちゃんは、昨年春より放送されている情報番組「DayDay.」(日本テレビ系)でMCという大役を任される山里に違和感があるようで、これまでも様々な番組から“愛あるムチ”を振るってきた。
まず1月11日に放送された、山里が出演していた「アウト×デラックス」(フジテレビ系)では、MCのマツコ・デラックスから「山ちゃんに何かアドバイスしてあげたら? 大事なモノを見失ったんじゃねぇかって」とアオられ、「1回、下積み時代を思い出してほしい」「自分が上のクラスに行ったって思いすぎ。『DayDay.』とかも、ただ読んでるだけ」「全てを手に入れすぎた。結婚もしたし。自分がゲテモノってことに気付いてほしい」などとボロクソに言いたい放題。
すると、これが“大好評”だったようで、5月17日放送回にゲスト出演した「あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日系)でも、MCを務める山里に「ずーっと人の悪口言ってる」「奥さんもそうだし、お金もそうだし、朝の番組、CM、クリーンなイメージ戦略成功、おめでとう」と公私の活躍を皮肉たっぷりにイジると、またも「あんなゲテモノだったのに」と過去のイメージからの脱却に言及している。
こうした一連のあのちゃんによる“ゲテモノ批判”を、テレビプロデューサーの佐久間宣行氏は5月25日に放送された「伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評」(テレビ東京系)の中で、大絶賛。同氏は「あのちゃんが踏み込んで言ってくれるから、こっちも言って大丈夫なんだって思える」「信じられないぐらい山ちゃんの悪口を言う」と笑いながら“評価”。すると、番組に出演していたあのちゃんは「あの人も売れて、あんまり悪口を言われなくなったじゃないですか。朝の顔になって、CMも1人でやってたり。でも、“1回冷静になって”“自分ゲテモノだよ”って」と、改めて山里が「元ゲテモノ芸人」である点をまたまた強調していた。
「男女や立場が逆であればかなり大問題になりそうな言ではあるものの、山里に対する『クリーンなイメージ戦略成功』や『上のクラスに行ったって思いすぎてる』などの指摘は、意外にも世間からのアツい支持を得ています。ふだん何かと物議を醸す言動も少なくないあのちゃんではありますが、“山ちゃん批評”については『あのちゃんが珍しく正論を…』『めっちゃ納得』などと賛同する人が続出。何より、マツコや佐久間氏といった業界の近しい面々が背中を押して“そそのかしている”ような状況で、あのちゃんだけでなく、周囲の人間も密かに感じていた内容だったとも考えられます」(テレビ誌ライター)
2019年に女優・蒼井優と電撃婚を果たすまでは、“モテなくてひがんでいる”芸人の代表格だった山里。ここ数年の急すぎるイメージ転換は世間にとってもまだモヤモヤが残っているようで…。
(木村慎吾)