月9ドラマ「カインとアベル」(フジテレビ系)が危険水域に突入だ。12月12日放送の第9話は視聴率が7.9%と振るわず、4話連続で数字を下げる形となった。月9史上の最低平均視聴率は今年4月期に放送された「ラヴソング」の8.4%だが、これに追いつくためには最終回で11.3%が必要。シリーズを通して8.8%が最高だった本作にとって、雲よりも高いハードルなのは間違いない。
この低迷で肩身を狭くしているのが、フジテレビの連ドラで初主演を果たした、Hey!Say!JUMPの山田涼介だろう。そんな山田が12月7日にこの上もない間の悪さを感じることになったという。テレビ誌のライターがささやく。
「ヘイジャンの冠番組『いただきハイジャンプ』(フジテレビ系)にて、12月14日発売の新曲『Give Me Love』をテレビ初披露したのですが、同曲は『カインとアベル』の主題歌なんです。わざわざ出演作と冠番組を連動させるという粋な演出まで繰り出したのに、直後には数字を落としてしまったのですから、ヘイジャンが視聴率に貢献できていないことが露呈してしまった形ですね」
ヘイジャンのシングルはデビューから17作連続で週間ランキング1位を獲得しており、この「Give Me Love」も確実に1位に輝くはずだが、肝心のドラマが大コケではせっかくの歌が可哀想だというもの。当の山田は16日放送の「堂本兄弟もうすぐクリスマスSP」(フジテレビ系)にも出演予定だが、出演ドラマについて何を語るのかにも注目したい。
(白根麻子)