山下智久主演ドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系)の第9話が6月19日に放送され、世帯平均視聴率は6.6%だった。
今回の物語では、これまでSDM(特別災害対策本部)を支えてきた内閣府特命担当大臣(防災担当)兼SDM対策本部長で園部肇一衆院議員(舘ひろし)が進めていた国家防災プロジェクトの工場でガス爆発事故が発生。
園部のポストを狙う新島元樹衆院議員(伊藤英明)は、永田町に広がる“怪文書”情報をもとに、園部が工場から不正な金を“政策活動費”として得ていた可能性があるのでは、と追及する。
そんな混乱の中、晴原柑九朗(山下)は、観測史上最強クラスの台風が東日本に近づいていることを予測。SDMは、関東一都四県の危機管理課と防災危機管理部の責任者を集め、大規模な避難計画を提案する。
しかし、東京都の責任者・倉田英子(映美くらら)は、園部が関与するSDMが指揮を執ることに懸念を示し、提案を保留にする。
SDMの活動にも支障をきたすことになった園部は、緊急会見を開く。そして、「私の政策活動費の詳細、これをすべて国民の皆さんの前に開示します」と言って、書類を配布する。ザワつく記者たちに園部は「公金の収支を明らかにする。当たり前のことじゃないでしょうか」と静かに答えるのだった。
「しびれましたね、園部のセリフは。多くの国民の代弁をしているようでした。ネット上でも『今の混迷する政治を意識して描いてますよね』『このような政治家が今の日本に何人いるのか…』『今の岸田政権じゃできないだろうな』などの視聴者の声が続出していて、現在の政治とリンクさせてドラマを観ていたことがわかりました」(テレビ誌ライター)
次回は最終回。SDMがどんな活躍を見せてくれるのか、期待が膨らむ。