ポルトガル代表のスーパースター、クリスティアーノ・ロナウドが見せた私生活での超ストイックな振る舞いについて、元衆院議員・金子恵美氏が6月25日に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)の中で「1流」だと讃えている。
番組では、スウェーデンの女性インフルエンサー、サンネ・ヨゼフソン氏が証言した、ロナウドとの飲み会の様子についての話題に。同国の大手日刊紙「Svenska Dagbladet」が伝えたところによれば、ヨゼフソン氏は「これまで最も不愉快だった著名人とのエピソード」を聞かれ、数年前にロサンゼルスのビバリーヒルズホテルで遭遇したサッカー界の英雄・ロナウドとの出来事を振り返った。
同氏はロナウドとの宴席に参加する機会に恵まれ、飲み物をオーダーしようとしたところ、食事面に気を遣っているロナウドが「水をくれ。腹筋をキープしたいからね」とアルコールではなく水を注文していたと説明。これに驚いた同氏は「この人と盛り上がることはできない」と確信したといい、インスタグラムのフォロワー数6億3000万人を誇るスーパースターとの貴重な会食を「不快だった」と表現している。
このエピソードについて意見を求められた金子氏は、プライベートでもプロ意識を高く持つロナウドを「1流」だと語る一方、それを暴露したヨゼフソン氏のことは「3流だっただけじゃないですか」と一蹴。「“ロナウドですよ?”って話ですよ」とサッカー界のレジェンドが徹底した食事管理を実践していることに理解を示している。
また、共演者の画家・中島健太氏も「何かを極めるって、それに狂うってことじゃないですか。サッカー選手として極めてるから」とロナウドの姿勢に好感を抱いていた。
「ヨゼフソン氏がロナウドにどのような振る舞いを期待していたのかはわかりませんが、彼の超ストイックな食事管理については、同僚の選手も“ドン引き”したことがあるほどのレベルです。かつてマンチェスター・Uで、ロナウドと3年間ともにプレイした元フランス代表DFパトリス・エヴラ氏は、英国メディア『ITV』の取材で『ロナウドからランチに誘われても行っちゃダメだ。必ず“ノー”と言え』と忠告。というのも、ある日のハードトレーニングを終え、疲労でクタクタのエヴラ氏は、ロナウドから『この後、ウチにおいでよ』と誘われ、彼の自宅を訪問。一緒にランチを楽しむことになるも、テーブルに出てくるのは『サラダと茹でた鶏肉だけで、飲み物もジュースじゃなく水だけ。僕はメインに大きな肉が出てくることを期待したが、最後まで何も出てこなかったよ』と明かしています。しかも、この“健康的な”食事を終えると、ロナウドは練習後の疲れているエヴラ氏にボールを使ったミニゲームをやるよう要求し、その後にも水泳やサウナに無理やり付き合わされたと嘆いていました」(スポーツライター)
ただ、そんな超人的な暮らしの成果もあり、ロナウドは39歳となった今もトップフォームを維持し、現在開催中の「EURO 2024」ではポルトガル代表キャプテンとして奮闘している。
そんな彼にプライベートでお酒を飲ませることは、たとえチームの同僚であっても不可能だということだ。
(木村慎吾)