女優の西内まりやが1月23日スタートのドラマ「突然ですが、明日結婚します」(フジテレビ系)にて、初の月9主演を果たすことになった。相手役には人気バンド・flumpoolの山村隆太が俳優初挑戦で抜てき。この思い切った人選には「フジテレビも開き直った」との声もあり、低迷を続ける月9ドラマの視聴率向上にも期待が高まっている。
だがひょんなところから、「やはり爆死は確定」と行く末を心配する声もあがっているという。テレビ誌のライターが耳打ちする。
「問題は本作の脚本ですね。33歳と若手の女性脚本家が担当しますが、彼女は福山雅治にとって黒歴史となった月9ドラマ『ラヴソング』の脚本家だったのです。もちろんドラマの低迷は脚本家だけの責任ではありませんが、『ラヴソング』では迷走の挙句に破たんしたストーリー展開にあきれる視聴者が続出。現実離れした描写も少なくなく、今回の『明日結婚します』もトンデモドラマになるのではという危惧を抱く人が少なくないのです」
その「ラヴソング」では吃音症を正面から取り上げて話題となったものの、そのテーマを十分に消化しきれないまま物語は終了。終盤ではヒロインが突然ガンになったり、そのガンについて担当医が周囲にペラペラしゃべったり、しかもあっさりと手術が成功するなど、深みのなさを絵に描いたような作品になっていたのが実情だ。
もっとも西内と山村にとっては、視聴率が低迷した場合も「やっぱり脚本が酷い」と逃げ切ることもできそう。その意味では若き脚本家がスケープゴートにされてしまう可能性もある。この調子では、主演の引き受け手がいないと話題になった月9が、脚本家の成り手もいないという状況に悪化する恐れもありそうだ。
(金田麻有)