「体重がなかなか減らない」「甘いものがやめられない」「肉やごはん、麺類が大好き」などに該当する人はいませんか? 実はこれらに心当たりがあるなら、身体に“悪魔のあぶら”がたまっているかもしれません。
悪魔のあぶらとは、中性脂肪と悪玉コレステロールのこと。医師の五藤良将さんによれば、これらは“死の時限爆弾”であり、放置すると血液の通り道をふさぎ、内臓脂肪や皮下脂肪がため込まれていくのだそう。そして、やがては脳梗塞や心筋梗塞などの怖い生活習慣病につながるというのです。
でも、「大好きな食事やおやつをやめるなんて考えられない!」という人もいますよね。そんな人に五藤さんが勧めていたのが、「悪魔のあぶらを落とすスープ」です。
■悪魔のあぶらを落とすスープとは?
血圧や血糖値、喫煙の有無によっては、10年間における心筋梗塞・脳梗塞の発生確率が約17%にもなり得るという悪魔のあぶら。長年の臨床の末に生まれたこのスープは、それを短期間で落とすものです。
具体的な働きとしては、中性脂肪と悪玉コレステロールを退治する栄養素をたっぷり摂取でき、“天使のあぶら”である善玉コレステロールを増やしてくれるそうです。そのために重要なのが、「よいあぶら」「ポリフェノール」「酢」の3本柱です。
「よいあぶら」はかつお粉やエクストラバージン オリーブオイル、「ポリフェノール」は玉ねぎ・黒すりごま・しょうが・粉末緑茶・しょうゆに含まれ、「酢」はりんご酢などを使います。
1日1杯でよいそうなので、手軽に取り入れることができます。死に至る恐ろしい病を予防するだけでなく、血糖値が改善することなどから「体重が落ちた」という人もいるほど。疲れにくくなる、肩凝りや冷えの改善にもつながるのだとか。
では、このスープの作り方を紹介していきましょう。
【あぶらを落とすスープ】の素のレシピ
〈材料(10食分)〉
●かつお粉50g/しょうが20g/玉ねぎ1個(200g)/しょうゆ60g/黒すりごま大さじ3(18g)/エキストラバージンオリーブオイル大さじ2(24g)/りんご酢大さじ1(15g)/粉末緑茶大さじ2(約7.2g)
〈作り方〉
1.かつお粉、しょうゆ、黒すりごま、 オリーブオイル、 りんご酢、粉末緑茶をボウルに入れてよく混ぜる
2.玉ねぎをすりおろし、さらにしょうがをすりおろす
3.1に2を入れてよく混ぜる
4.3を製氷皿に詰めて冷凍庫へ(臭い移りが気になる場合は、ラップをかぶせる)
このスープの素を飲みたいときにお湯を100ml注いで溶かすだけで「あぶらを落とすスープ」の完成です。
五藤良将さんの著書「内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の『あぶら』を落とすスープ」(アスコム刊)には、料理へのアレンジ方法なども詳細に書かれているので、気になる人はチェックしてくださいね。
美味しく飲めるスープを通じて、健康的な生活をサポートしたいという思いから医師が開発したスープです。ぜひ試してみてくださいね。